占星術をお勉強しだした頃
ホロスコープを眺めては
悪いところばかりが目につき
ひとりで批判しては幻滅し
人間嫌いになる時期がありました。

傲慢さも手伝っていたと思います。

霊障のようなものも受け
自律神経がおかしくなって
パニック症に悩んだとき
人生で初めて、人の温かさが心に染みました。

それまでは
他人の皮膚に触れられなかったのですが
それを機に、誰にでもハグしたいし
少しでも触れたい思いが強くなりました。

自分をさらけだしてしまえば
人はやさしく受け入れてくれるこ
自分よりもずっと温かいことを
人生では初めて知りました。

それまできっとわたしは
自分を見せていなかったのだと思います。

それから人の好き嫌いがなくなり
ホロスコープは
その人を理解する道具としてしか見えなくなりました。

悟ったわけでも何でもなく
わたしも相手によって感情が動くし
イライラもするし怒りもします。

ただ、相手を責めたところで
何も生まないし
相手が変わることはありません。

好き嫌いを感じるのは
人間だから当然だし、嫌いを感じないと
好きがわからないから
その人が感じさせてくれています。

好きな人だらけだと
嫌いという感情体験ができないし
好きな人がいなくなってしまう。

わざわざ嫌われ役を担い
わたしの前に現れてくれていて
ホロスコープから眺めれば
わたしが獲得できないままでいる
天体を担ってくれている人。

出会い関わる人は皆、わたしの分身
わたしを成長させてくれる愛しい人です。

人生では
スペシャルに好きになった人は
後に最大の苦しみを与えてきますが
嫌いな人
その他大勢の人のカテゴリーに入る人は
わたしの人生を助けてくれる人になります。

嫌いスイッチがどこに入っているのか
相手の中にではなく
自分の中に見てください。

 

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