月の恐れ
月は恐れを抱いています。
私たちは生まれたときから、死に向かって生きているからで、恐れを感じるのは身を守る安全装置でもあるわけです。月のテリトリーを越えようとするとき、新たな試みをしようとするときに、必ず不安とセットで浮かび上がってきます。
月は約3日内でサインを次々と移動するように、どれほどのパッションを抱いて生きていようとも、感情のアップダウンは誰にでも訪れるのです。どれだけ強く見えている人にでも。
ただ、ここに振りまわされていては、いつまでも同じ場所に戻ってしまう。月を安息の地としては、可能性は開かれなません。私の太陽を生きる、息継ぎにして一時的に還る場所にしてください。
感情の振り幅
この差異を小さくするためには、私の感情の中に入りきらないことです。この感覚が世界のすべて、現実だと錯覚しないことです。
湖面の月を眺めるように、自分の感情を眺める。ああ、そうなんだな、と。知ったら、すぐに出る。
感情に浸っている間は、思考は動かせませんね。感情でグルグルなっているときは、脳内に悪魔に住処を与えていると思ってください。
創造のプロセス
最初からクリアなヴィジョンを描けて、それを上手に表現できることはありません。
湧いたら消えるを繰り返す中で、直感をキャッチする力や表現力を磨いていくしかないのです。多くの人は、最初から100点満点を目指して、できない自分を責めます。コレ、昭和の教育法ですよ。
そんなもの感性でもなんでもない。
湧いてきたら表現してみる。
行動に移してみる。
わたしはここにいるの
こんなふうに生きたい!
他者視点で眺めた時点で、創造ではありません。火のエレメントは、天空を目指して登っていくだけです。
自己表現
自己表現するとき、他人の目を意識して臆病にならなくてもいいです。
わたしたちは、自分が見たいものしか見てないし、意識しているものにしかフォーカスしていません。
ひと目を気にして過去を引きずり、自己表現することを抑えているのが、いかにバカバカしいことか。他人の価値観に合わせて自分をつくることが、いかにアホくさい行為か。それを知ってくださいね。
相手は、全てを見てませんよ。
自分の興味ある部分だけを、勝手解釈して眺めているだけで、見てもすぐに忘れます。
自分の欲しいもの
自分の欲しいものだけ手にしようとしても、それは土台無理な話。
欲しいものと同時に入ってくる負の部分、または失う覚悟が必要になります。
この世の法則は、陰陽一対。星座のサインも、対抗サインと一対で成り立っているように、どちらか一面だけというのは存在できないんですね。
この覚悟ができている人だけが、可能性を開いて、成果を手にできます。
宇宙の流れ
ホロスコープは、小さな時間枠で読むほど外れ、大きな時間の流れから読むと、私の意志など初めからなかったかのように、ホロスコープ通り運ばれています。
自我を強めれば強めるほど裏切られ、降参すれば想像以上の展開を見せてくれる。特にトラサタは。
降参するとき、どこまで落ちていくねん!!!!と空恐ろしい気持ちになるのだけど、委ねて委ねて生きれば、自力では到底無理だった場所へとたどり着かせてくれます。
使い捨て道具
パジャマや部屋着を月としたら、スーツは太陽、勝負服は火星です。好きなブランド、作家さんで選ぶなのは、金星ですね。
洋服を月の感覚で選ぶ人はフランクな印象が。太陽ならビジネスモード。金星ならライフスタ イルの有り様を。といった、印象を与えることになるし、選ぶ趣味はそのときの自分の意識の有り様です。意識が変われば趣味は変わります。
洋服や持ち物は所詮、装飾品。
私をより際立たせたり、リラックスさせてくれる使い捨て道具。それ以上も以下もありません。