本日がお誕生日の方
おめでとうございます!
6/14乙女座上弦月をお届けします。
乙女座上弦月
月のサビアン「メリーと彼女の白い羊」
メリーさん(理性)と白い羊(本能)は信頼関係ができているので、強制することもなければ警戒心を抱くこともありません。このような関係になる前の訓練では、強い意志と緊張が要求されますが、もうここでは訓練を通じて余計なものが取り払われ、互いの純粋な素朴さが現れる段階です。
月は水星金星スクエア(8h)
土星海王星オポジション(5h終)
欲張ってあれもこれもと試みてはみたけれど、必要なことはそれほど多くなかったことに気づきます。人によっては誰かの真似をし続けていたことに気づいたり、私が頑張らないといけないとか、必要以上に心に力を入れて「もっともっと」と励むほどに、自分と同じように頑張っていない他者を批判しがちなのは、結局のところ自分の中のメリーさん(理性)と白い羊(本能)の信頼関係ができていないからで、それは自分のプライドや制御不能の衝動性による作用なのです。
最初は緊張や強制的でも訓練を続ける中で、信頼して任せておけばメリーさんと白い羊は共鳴し、力を抜くことができるようになります。
このプロセスが海王星の意識の次元上昇「引き上げ」作用ですが、その前に土星が社会の拘束に心を縛り、緊張がなかなか解けない状態です。軋轢や抑圧、こうでなければならないルールなど、もう無用だと自分で感じてはいるのに、なかなか解放できないのは風の時代を生きる自分なりのシステムがまだ出来上がっていないからでしょう。
ここで誤解しないでいただきたいのですが、土星の軋轢や抑圧があるからこそ、私たちは解放されたいし、信じられるものを探し続けるのです。土星が悪いわけでも、海王星が優しいわけでもなく、単に進化プロセスが示されているだけ。しかもその時々の自分の意識を投影しているだけなので、まだ獲得できていない意識は投影しようがないのです。土星は獲得前は軋轢や抑圧ですが、獲得してしまえば安定しかありません。
太陽双子座
太陽サビアンは「氷の上でスケートをする子供」
氷がカチコチに固まっているから、子供達は安心してスケートをして遊ぶことができます。このように日常の生活の中で決まりきっている執り行いや、気合を入れて頑張ることが氷だとしたら、氷の上で遊ぶ子供は気を緩めた状態です。意識的に取り組むべき部分と任せるべき部分をはっきりと分けることで、創造的な生き方が可能になります。
太陽はルーラとなる水星と金星と合
一つに没入することが不得意な双子座水星と金星は、心理に関心を持ち、他者と深く結びつきたいと願うのは、強制されることもなければ警戒心を抱くこともなく他者と過ごしたいからで、上弦月と土星海王星によるtスクエアはミュータブルサイン。変化の多い現代社会において最も必要とされることは、固定観念から自由になり、その場の状況に任せてアドリブを効かせながら、円滑に生活していける自分になることでしょう。
氷の上でスケートをする子供のように、自分にできないことは人に任せて、自分がやりたいことを思いっきりできるように時間配分を作るかです。
チャートルーラー
上弦月のチャートルーラーは金星です。
サビアンは「森から出てくるジプシー」
逆境の中で自分の気持ちを確かめることができれば、今度は別の場所(森の外)で力を試したくなります。
心理的圧力や緊張の中で生きてきた経験が、新たな環境への挑戦を促します。これまでの環境がかちっぽけに見えてしまうのは、心の力をつけられたから。(8ハウス)生活の拠点を移したくなるタイミングですが、未知の環境に対する不安や恐れは、未知の自分に対する恐れでもあります。
しかし、逆境で生き抜いてきたなら現実は考えていたよりもずっと案外うまくいくもの。防衛本能として私たちはは不安を想定することで、自分を救おうという働きが起きますね。これも乙女座。心の絆を結べていればいつでも泣きつけばいいし、自分を信じることができていれば現実世界はアミューズメントパークでしかありません。「メリーと彼女の白い羊」
乙女座上弦月まとめ
乙女座らしく自己訓練がどのように現れるかのタイミング。
理性と本能のバランスを取り、内なる信頼関係を築くことで、心の解放と次元上昇が可能になります。この時期、自分の内なる声に耳を傾け、自分自身を信じ、内なる強さを見つけることができれば、人生の舵をうまく取れるようになるでしょう。
気合いよりリラックス
強制するより宇宙のお任せです。
それでは豊な上弦月をお迎えください。
次回は6/22山羊座満月に🖐️