本日がお誕生日の方
おめでとうございます!
7/4獅子座新月をお届けします。
獅子座新月
サビアンは「揺れている年を取った船長」
年をとった船長は昔を回顧しながら、物語を聞かせます。事実をそのまま伝えるというよりも、聞かせるためにシ受けるナリオを作ったり、と創意工夫に満ちた思考を示します。
サビアン然り、新月のチャートルーラーが海王星であることから新月図を「私の太陽を生きる物語」風に詠んでみます
私の太陽を生きる物語
獅子座新月のもと、年老いた船長は静かに揺れる船の甲板に立ち、昔の航海を回顧しながら仲間たちに物語を語り始めた。
「昔の航海では、幾度の嵐を乗り越え、未知の島々を探検したものだ。だが、真の冒険はその先にあった。何が起こるかわからない未来に向けて、私たちは自分たちの物語を紡いでいたのだ」と船長は、海風によって刻まれた深い皺を寄せた穏やかな笑顔で続ける。
新月が天空に昇るこの夜、物語の舞台は6ハウスに置かれ、火星と木星がセクスタイルを形成している。そのエネルギーは、まるで人生への航海へと私たちを誘うように、背中を押していた。「毎日、ただ働いて食べて寝るだけの生活なんて、まるで嵐の中でじっとしている船のようだ。獅子座の魂にはそんな静けさは似合わない」と船長は言う。
彼の目には、木星の輝きが反射していた。木星は社会の広がりを象徴し、火星が促す行動力と共鳴している。「両腕をめいっぱい広げて海風を受け、それを帆にして今すぐ走り出せ」という衝動が胸の奥でざわめいていると。「目標が明確でなくても、何かを追い求める気持ちがあれば、それだけで毎日が冒険になる。小走りしたくなるような気分で生きるためには、自分なりの楽しい物語を作り上げることが大切だ。」
彼は若者たちに微笑みかけ、「私たちはどんな人生を選んでもいい。重要なのは人生の最期に、自分自身に聞かせてあげる物語がどれだけ軽やかで、自由であるかだ。さあ、今宵の新月からまた新しい航海を始めよう。私の太陽を生きるのだ。未来の物語は、まだ誰にも知られていない。決意した時が始まりで、何度でもやり直せるのだから」と。
船長の言葉は夏の大三角形が輝く空に響き、新月の下で静かに波打つ海が、その言葉に応えるように未来への道を示していた。
ASCの魚座土星
人生を制限するのは土星ではなく
自身が決めた限度です。
魚座の土星は、社会から遠く離れた場所に自分が求める安定できる場所が「どこかにあるはず」と求めますが、自分に安定できない限りどこに行っても同じでしょう。環境を変えても気分が変わるのは一時的でしかなく、結局は外に求めたとて、どこまでもついて回るのは自分自身だからです。
またASC近くにある土星を、過小評価と解釈するのも、そろそろ終わりにして風の時代に相応しい新解釈を採用したいところ。自由に選択できる安全な日本に住んでいながら過小評価するのは、自分を土星という檻に閉じこめて暮らしているようなものです。これは社会性の弱体さを公言しているのと同じと、恥じるプライドを持って生きてほしいと願うのは私だけでしょうか。
土星は確かに社会経験の浅い若年齢の時期は、重苦しく感じるエネルギーですが、中年の危機を過ぎた42歳以降になっても、土星を制限としか感じないのは社会性が育っていないからです。自分に与えた責任を負い、最後まで果たす、その間は途中で荷物は下ろせないけれど、それが責任というものでしょう。果たし終えれば、新月サビアンの船長のように老成した生きる力が身についています。
土星に未来はありませんが、生活スタイルを継続させる持続力と忍耐力を得られるのです。
水星逆行
8/5から29日まで乙女座と獅子座で逆行する水星
土星の制限や過小評価と同じく、遅延と限定解釈する概念から離れないと、自由で軽やかな人生物語を紡げないでしょう。
逆行は、過去の忘れ物が見つかる時間です。
人生の中で、今日の私が一番賢いのだから、水星によって学習すればいいだけ。以前に気づけなかったこと、見落としていたこと、適当に済ませて細部までの理解が及ばなかったことを示してくれるので、復習して欠けていた箇所を強化してください。
獅子座新月のまとめ
あなたは年老いて人生を回顧する時、若者に聞かせる物語を生きたでしょうか。また聞かせるだけの、創意工夫ができる水星を持っているでしょうか。
それでは豊かな獅子座新月をお迎えください。
次回は8/13蠍座の上弦月に🖐️