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おめでとうございます!

9/18日魚座満月をお届けします。

分割する月


魚座満月のサビアン「影響を分割する新月」

地上的なあらゆる結びつきを断ち切っていく度数です。(サビアンは揶揄でもある)

魚座は12サインの最後のサインです。
そして度数も、30度を6分割にした最後のグループです。春分から始まった全ての体験を統合する段階に入っていくのですが、魚座の統合とは「忘れて」「許して」「何もなかった無に還していく」プロセス。これは1番目ではなく13番目の牡羊座へと向かう準備でもあるのです。

魚座の満月は、地上的なすべての束縛を断ち切り、これまでのパターンや固定観念から自由になる「気づき」を示します。何かしらこれまでいた自分の世界がセピア色に見えてしまう、そんな体験をされる方もおられるのではないでしょうか。

ただ、これは断絶でもなければ、まだ終わりでもない。この感覚がサビアンの示す、分割です。私たちは、この満月を通して、自分の月を分割し(満月だけど新月)次なる社会ステージへと立つ、準備を整えるのです。

ICの深層に触れる満月


統合を目指す魚座の月は、無意識のICと合

今回の満月は、私たちの内面的な探求を象徴するIC(イムム・コエリ)と結びついています。ICは天体の最も低い地点であり、最も深い自己の核、家庭やルーツ、感情的な安定を示す場所です。また、トランスサタニアン(天王星、海王星、冥王星)とアスペクトを形成していることから、普段意識していない深層の感情や、心の奥底に眠る潜在意識と対峙、スピリチュアルな覚醒や直感的な洞察を促し、それをスクエアの木星は拡大させるでしょう。

人によっては、家族や家庭への思い、自己のルーツへのつながりが強まり、生活文化の伝統や継承を強く実感する満月を実感したり、スピリチュアルな領域に敏感な人にとっては、満月を見上げることで恒星や星団、または宇宙の銀河連合に思いを馳せ、宇宙的エネルギーとの対話を試みたくなる人もいるでしょう。

香炉を持つ少年


太陽サビアンは「香炉を持つ少年」

与えられた役割を果たし続けることで社会的な評価や安定を得る一方で、自分自身が社会に吸収され、個性や内なる声が次第に薄れていく感覚を覚えるようになります。

「果たしてこれは本当の自分なのか?」

乙女座と天秤座は、個人的な主観と社会的な客観性という二つの異なる側面を象徴としているように、自分が思う自分と、社会の役割から見た自分。この間で自問する満月を迎えるでしょう。

地のグランドトライン


太陽はMCと合、土のグランドトラインを形成。(海王星はオーブではカイトとなりますがサインは違うのでカイトとはならない)

まとめて詠むと、地に足のついた安定感と実践的な行動力が強調され、それを継続、維持することに専念します。ここには当然、慎重さや辛抱強さがプラスとして働きますが、ネガティブな側面としては「安定」に偏りすぎるため、新しいチャレンジやリスクを避け、現状維持に甘んじる傾向が強まります。

組織や社会が用意した「与えられた社会役割」に居心地の悪さを感じていても、そこから抜け出す勇気を持てなくなるのです。

チャートルーラー


今回は、拡大と成長の象徴である木星です。

興味深いのは、木星が火星以外のすべての主要天体とアスペクトを形成している点です。(マイナーも含む)これは、私たちの現実世界だけでなく、精神的・魂の次元においても意識の拡大が起こり得ることを示唆していますが、その拡大は、あなた自身がその成長を求め、心を開いているかどうかにかかっています。

木星であることから哲学や宗教から引用すると
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「求めよ、さらば与えられん」
Ask, and it shall be given you
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言い換えると求めなければ何も与えられないということで、これは「私の太陽を生きる」のと同じで、私を生きようと意志なき者は、何も訪れないし与えられない、星の影響も実感がないのと同じでしょう。

双子座の木星は7ハウス

他者との交流や意見交換を通じて、個人の知的好奇心やコミュニケーション能力、柔軟性、適応力の成長が社会生活において促されることになります。自己を超えた視野で社会をどう捉えるか。精神成長を目的とするならば、来年の5月までは、個人の知性の働きによって社会考察する基準が大きく変わっていくことになるでしょう。

射手座や木星と聞くと、何か専門的で堅苦しい、ハードな学びといった印象を受ける方が多いように思いますが、それは学ぶ人と教える人の上下関係に縛られ過ぎるからです。もうそれ自体が、昭和スタイル。木星が示す社会生活の体験によって得た知恵を伝える時、面白おかしく、わかりやすい言葉で伝達できるものではないでしょうか。話が難しくなるのは、大抵、当人の体験が伴わず、自分の頭の中だけで走り回るからです。

魚座満月のまとめ


月(受動)
普段意識していない深層の感情や、心の奥底に眠る潜在意識と対峙、スピリチュアルな覚醒や直感的な洞察を促す魚座の満月。自分の内面が「満ちた」瞬間、分割することになります。この満ちたという感覚は、満ち足りたという意味ではなく、時が訪れた、といった感覚に近いでしょう。

太陽(能動)
自分が思う自分と、社会の役割から見た自分。ここに違和感を覚えても、目の前の現実生活を継続、維持することに専念するのが土のグランドトライン。抜け出すことは難しくなります。風の時代と自覚はしていても全然、自由ではなく、むしろ物質主義に陥っている現実とのギャップに襲われやすいでしょう。

今回の満月は「ハーベストムーン」収穫を象徴しているそうです。

あなたはこの満月、何を収穫されるのでしょうか。魂からの洞察も得やすい魚座満月は、眠ってみる夢にも直接的に作用することになるので今夜の夢も楽しみです。

それでは秋分らしい、豊かな実りをお迎えください。
次回は9/25蟹座の下弦月に🖐️

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