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おめでとうございます!

11/1蠍座新月をお届けします。

蠍座新月サビアン


11月1日、111の並びが象徴する蠍座新月。
宇宙エネルギーは、私たちに深遠なメッセージを伝えようとしているかのようです。

新月は4ハウスにあり9度。8ハウス土星トラインを形成し、一度手を繋いだら離さない水の愛情深さによって、個人の内面や人間関係、健康、環境、そして先祖や生と死などをテーマにし、対立しつつも依存し合い、絶え間なく循環している、意味深い新月。

新月サビアンは「親睦夕食会」
文字通り、心打ち解けた関係性との食事会。互いがリラックスしながら楽しめる交流風景ですが、今回は蠍座らしく、心理の奥の動きに注視してみます。

絆と約束の心理


約束とは、人と人を結びつける目に見えない糸のようなもの。

蠍座の心理的作用において私たちは、約束を交わすことで共通の目標や目的が生まれ、そそれを共有することで関係性が深まり、強い絆が築かれていきます。これは蟹座が示す安心感の先にある、互いが不可分の存在となる蠍座の領域です。蠍座の深い結びつきは、互いの信頼が完全に確立されることで、親睦夕食会のように何一つ邪推することなく食事を楽しむことができるのです。

昔、何かの小説で「食べる行為は性行為と同じ」と書かれていたのを読んだことがあり、深く同感したことを覚えています。気を許した相手と、そうでない相手と食事を食べる時の違い。体か心のどちらからの深い結びつきがなければ、会話のやり取りに意識が終始して、食事も何を食べたか覚えていないこともあるのではないでしょうか。

守れなかった約束


一方、約束を果たせないとき。

約束をしたときは達成可能だと感じていても、時間が経つにつれてハードルが高く感じたり、優先順位が入れ替わったりすると自信を失い、約束を守ること自体がストレスに感じる人もいます。また、約束に対する価値観の違いもあるでしょう。ダメなら気楽に変更してもいい、と軽く考える人もいれば、必ず守るべき義務だとガチガチに考える人もいるため、約束を破ることで単純に、いい加減な人間性とも評価できないでしょう。

新月の「親睦夕食会」に参加できる、できないは、実は約束した時点で既に決まっています。

相手と約束を交わしていても、心理の奥深くで自分と100%の合意がなければ、その約束は果たされることはありません。自分と100%合意ができないのは、環境や何かに依存しているからなのです。

チャートルーラー


蠍座新月では、月がチャートルーラーになります。

「親睦夕食会」に招かれるかどうか、蠍座の本質に触れる中で、アングルに乗る火星と冥王星の存在が示唆するのは、約束が果たされないと関係性に大きな亀裂が生じやすいということ。常識的に考えても、これは当然の現象でしょう。ただ、チャートルーラーが月であるように、表面的な出来事を通して、心の奥深くまで通じ合うかが試されているのでしょう。

大いなるカイト


火星冥王星は、水星海王星を含むカイトを形成しています。

そもそもカイトは、個人の意志を超えた、社会的、集団的な意志や大いなる目的によって動かされるアスペクトです。天体の最終度数でそろっていることから考えれば、山羊座を中心にした過去20年間の権力構造や政治経済が、ひとつの終焉を迎えることを暗示しています。この「終わり」は、長年にわたる影響力を持った組織や権力が新たな循環のために幕を閉じることを示し、多くの人々の願望がその方向に結集している可能性があります。

宇宙が数字で語りかけてくるならば、11月1日、111の並びが象徴する蠍座新月からも納得できるのではないでしょうか。時は大統領選を数日後に控えており、この社会様相を示してるのかもしれません。

蠍座新月まとめ


蠍座新月のエネルギーは、約束の奥深くに潜む絆の力を試すと同時に、過去から引き継いできた社会構造の変革と終焉を告げています。

ここで交わされる約束とは「約束を果たせなかったら関係性に亀裂が入るよ」といった単純なものではなく、深層心理での自己合意に気づく新月です。他者との関係性は、結局のところ全て自己投影でしかありません。その果実が親睦夕食会で結ばれる絆となるのです。

それでは、終焉と1並びの新月を豊かにお迎えください。
次回は11/9水瓶座の上弦月に🖐️

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