本日がお誕生日の方
おめでとうございます!
4/13天秤座満月をお届けします。
蝶の左側にある３番目の羽
月のサビアン「蝶の左側にある３番目の羽」
右側の羽が自分、左側の羽が他者や環境。そして3番目というのは、私と対人関係や環境によって作られる自分のオーラです。私たちは他者を見るとき、どうしても理性や思考を働かせがちですが、実際にはその人が発するオーラが印象として心に刻まれます。
月は5ハウス
キロンとオポジション
月が示す領域は、私たちの内面、感情、家庭、そして幼き日の記憶。その月とキロンのオポジションが形成されるとき、心の奥底に潜む傷と向き合うタイミングに立たされます。
キロンは「傷ついたヒーラー」として知られ、土星と天王星の狭間を漂う小惑星。彼は、私たちが抱える孤独や悲しみの痛みに気づかせ、その痛みを癒すための貴重な導き手となります。幼少期の家庭環境やブライベートな体験から、悲しみに埋没しなければ成長のチャンスとなるでしょう。
月の5ハウスは主観的で攻撃的(火星スクエア)
心の傷が他者への攻撃的な一面として現れるのであれば、心許せる人と出会えたのかもしれません。その攻撃性は、本来の自分に戻るための貴重な変容のエネルギーでもあり、相手があなたのその傷を温かく受け止めるなら深い癒しがもたらされるでしょう。
風が吹き豊饒の角コーヌコピアの形になる開いている窓とネットのカーテン
太陽サビアン
「風が吹き豊饒の角コーヌコピアの形になる開いている窓とネットのカーテン」
コーヌピアとは一角獣のことですが、日本の感性で捉えられるなら、龍の姿がふさわしいと思います。ここでは龍と表記するとして、精神世界に強く傾倒すると、飛行機雲が龍にしか見えないように、脳内で創り上げた空想に情熱を燃やします。(現実には魚座よりも牡羊座の人の方が精神世界に傾倒している)
太陽がキロンと合(コンジャンクション）
火星とスクエア
私の太陽を生きるパッションが高ければ、キロンの傷は単なる心の痛みではなく、これまでの人生を肯定してくれる癒しの力に変わります。火星のスクエアがもたらす挑戦は、これまであなたが抱えていた傷を否応なく浮き彫りにしてくるけれど、自己認識が進むにつれ、これから歩むべき道を歩勇気として現れるでしょう。
私の太陽を生きているであれば
火星のスクエアは路線変更の挑戦です。
チャートルーラー
天秤座の満月が示すチャートルーラー、蟹座に位置する月は、あなたがより大きな集団へと帰依したいという欲求を示します。
ただ単に個として輝くのではなく、他者と共鳴し、支え合う中で真の安心感と安定を求めることが、魂の治癒力に変わります。自分がどの集団に属しているか、またはしたいかを認識することでこ、れまでの人生経験やストーリーを整理し、人生を意味づける手助けとなるでしょう。
わかりやすく昭和風に例えると
自分は特別な存在だと思って都会でチャレンジしたけれど、田舎に帰って結婚して子供を産み、母になることで私が私であるべき場所に戻ってきた安心感覚を得るようなもの。平凡だけれど、そこには代々続く豊かさに触れることで、都会で受けた傷も癒えていくのです。
社会的に見れば一見、やる気が失われた生き方のように見えてしまうけれど、より普遍的で大きな集団へ。これまでずっと営まれてきた伝統の中に吸収されていくことで、私たちは安心感を得るのです。
天秤座満月まとめ
今回の満月はキロンの傷と、火星が関与しています。
火星と聞くと、バリバリ仕事をする、戦闘意欲を持って挑み続ける、戦闘体制だけをイメージする方が多いのですが、今回はキロンの傷が関与しているので、治癒できたなら人生の方向転換の決意として現れるでしょう。
過去に成功体験を持っている方は、あの時の栄光よ再びとがむしゃらになるのではなく、少しはこじんまりとした温かな営みへと小さくコンバクトにまとめていく。毎晩の静かな晩酌に、日々を慈しむ余裕と安心を見出すようなイメージです。
ただ、トランスサタニアンが時代の動きを作っていくように、残念ながら今は乱世であることには間違いありません。先人達のように自己を社会や国家に捧げる精神性はとっくの昔に消滅してしまったので、個人の力だけを頼りに生きていく中で、ひと時、蟹座の集団への帰依に新鮮な感覚を覚える満月となるでしょう。
要は「普通であることにほっこり」です。
それでは豊かな満月をお迎えください。
次回は4/21に。
新たな未来を創造するマインドリセットは、ほぼ日更新のアグニベースに綴っています。
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