本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
8/1蠍座上弦月をお届けします。

親睦夕食会


月のサビアン「親睦夕食会」
人生の障害を乗り越えた人は、他人と深く共感し合い、自然なかたちで親密な関係を築くことができるようになります。この度数は、蠍座の深い感情体験を経たからこそ、人との間に健全な距離感と信頼を築けることを示しています。「差別できる立場」にいても、それを行使せず、対等な目線で関係性を結ぶ。そこに天秤座から蠍座への、成熟した人間関係の美しさが現れるです。

月は7ハウス
獅子座の太陽・水星・水瓶座の冥王星とtスクエア

月のサビアンが示す「親睦夕食会」に参加できるのは、限られた価値観を共有した自立した個人同士です。獅子座の太陽と水星、水瓶座の冥王星によるTスクエアが示すように、表面的なつながりや同調はすでに終わりを迎えている今、今後は「私の太陽を生きる」各々が自分の創造性を表現し、他者と尊重し合える関係性へと再編されていきます。また、交際相手をガラリと変えたくなる人もいるでしょう。

早朝の露


太陽サビアン「早朝の露」
自然な流れの中で創造が生まれては消えて、また生まれる。ずっと形を保つことにエネルギーを注がず、儚さの中に美と真実を見出す在り方です。空気中の水分が固まって朝露になっても、すぐに蒸発していく儚さは人生と同じ。そんなことも十分に熟知しながら、また次の人生創造物を自然に、無理することなく造っていくのです。

太陽は獅子座がより強調される5ハウス
隣にくっついている水星は逆行中です。

土星・海王星の影響も受ける太陽は、これまでの創造物が消えて、また再構築している最中です。夢が破れ幻想に気づいた時は悲しいけれど、この視点は土星側に立てたことになります。この夢破れて崩れては立て直し、という作業を私たちは何度も繰り返すことで、獅子座の創造物が自然と等身大の自分に近づいていくのではないでしょうか。

冥王星は、対人関係における影の部分、潜在的な動機や未処理の感情を照らします。これは、単なる今の課題にとどまらず、過去20年間の人生を再点検させる流れです。トラサタのエネルギーを傍受する太陽と水星を、東洋思想から考察するならば、20歳までは成長期(陰の極) 20から40歳までは発展期(陰陽移行) 40から60歳までは実践期(陽の極)還暦の60歳以降は、これまでの知恵や統合、収束期間となります。

さて、あなたは今どの移行期にいて、これまでどんな人生創造をし実践されてきたのでしょうか。その答えが、これからの再構築に直結するのです。

チャートルーラー


上弦月のチャートルーラーは火星。
火星は乙女座6ハウス
サインも含めた正確なアスペクトは取りません。

ノーアスペクトとして考えるならば、6ハウスで勤勉と精密さがある一方で、大局は見ない視野の狭さ、周囲との連携を欠きいていることに気づけない火星となります。

サビアンは「貴婦人達のお茶会」
表舞台ではないとろでの一致団結を示します。

一見、お茶会から気楽な印象を受けますが、心理的な駆け引きや攻防戦があり、共通の目的を持った者たちの静かな連携を表します。ノーアスのような火星が、こういったコミュニケーション能力に欠けているのだとしたら、月が示すように「お茶会」には呼ばれても夕食を共にする「親睦会」には招待はしてもらえないのかもしれません。

ドラマや映画では、社交に馴染めないタイプが主役で、自分の意思に沿って生きる展開が夢のように表現されていますが、、現実はこうはなりませんね。現実の天秤座社会では雑談力は強力な社交力、武器となるのでした。

蠍座上弦月まとめ


蠍座の上弦月は、深い関係性と再構築を象徴します。
人生の痛みや失敗を乗り越えてきた人だけが、穏やかで本質的なつながりを持つことができる。その輪は狭く、でも強く、そして確かです。

太陽は獅子座らしく、創造物を自然な流れの中で生み出そうとしますが、主観を避けた大きな人生単位で捉えない限り、またもや夢破れる体験となる可能性が高いでしょう。獅子座の新月からの続きで「幻想を超えた人生の再建」に引き続き励みます。

鍵となるのは火星で、誰もが持つ心理的、精神的側面の扱いができなければ、創造したとて次の満月に繋げることは難しいのかもしれません。日常の何気ないやりとり、気楽なお喋りによって再建の足がかりが掴めるか否か。結局、私たちは人間関係によって刺激され、比較検討しながら人生創造を続けていくのでしょう。

次回は8/9蠍水瓶座満月に
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