本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
8/31射手座上弦月をお届けします。

階段で子供たちを
連れている母親


月のサビアン
「階段で子供たちを連れている母親」

理想に向かって、まだ未熟なものを導く力。母親が子供たちを連れて階段を登る姿は、成長のプロセスを一歩一歩踏ませていく「支援の在り方」を映しています。「押しつけ」でもなく「放任」でもなく成長段階に合わせて引き上げていく力。母親の理想は、時に強引にも見えるけれどそこには「未来を見せたい」子の成長を望むという愛の保護力が宿っています。

上弦月は11ハウス
ここずっとテーマにとなっている「自立」と「自律」
支援する側か、される側か――立ち位置は固定的ではなく、その時々の状況や関係性に応じて流動的に入れ替わっていくものです。(年齢によっても)

さて今あなたは、どちらに立っているんでしょうか。

月は土星・海王星・天王星はミュータブルサインのtスクエアを形成。社会も個人の生活においても、主導権は握れず相手任せの環境次第。決めても変わらざるを得ない、流動的で不安定な環境にあります。だからこそ今日明日の一歩の積み重ねが重要で、大きな計画よりも 目の前に意識を向けることが求められるのです。

未来派の絵を描く男


太陽サビアン「未来派の絵を描く男」

乙女座は現実的で実務的なサインですが、この度数では 未来を描く大胆さ が与えられます。昨日までの現実をなぞりただ繰り返すだけではなく、まだ誰も見たことのない絵を描くこと。これは、未来を切り拓くための 新しい成果物を生み出す力 を示しています。

太陽は月を含むグランドクロスを形成。
主導権は握れない不安定極まりない情勢の中で、射手座の月が「上昇」を求めるなら、乙女座の太陽は「その先に、どんな未来像を描くのか」とあなたの意志を問います。つまりこの上弦月は、 ただ頑張るだけではなく「その努力で何を実現したいのか?」「その先にある世界は?」を具体的にイメージしながら、たとえ退屈でも未来への階段を一歩ずつ上がる努力をやめないことを示しているのです。

チャートルーラー土星


前回の8/23乙女座新月に続き
またも土星がチャートルーラーです。

牡羊座に入った土星は、これまで不透明だったものを「見える現象」として示してきています。その現実はときにシビアで残酷で、心を沈ませることもあるでしょう。しかしそれは、過去7年間の中で見落としてきたものをあらためて見せてくれているだけの作用にしか過ぎません。悲しみが大きいのなら、それは海王星によって思い込みで現実世界を見ていただけに過ぎないでしょう。

「現実を知った上で、次の7年間をどう過ごすのか?」
その問いかけこそが、土星のメッセージです。

射手座上弦月まとめ


8月31日の射手座上弦の月は
23の乙女座新月の調整です。

新月の種が何かしらの形で自分の中で膨らみつつあり、それに対して、さらに水を注ぐのか、それとも栄養剤を与えるのか、それとも土を植え替えるのか。また人によっては、今これ以上の努力が続けられないのなら「降りる」選択も必要でしょう。心と体が壊れてしまえば元も子もないのですから。

この微調整が上弦、下弦月に行う微調整です
サビアンからの促しは下記の3つ。

  • 階段を登るように一歩ずつ努力を続けること
  • 支援も導きも「押しつけ」ではなく「励まし」へと変えていくこと
  • 未来を描く意志を明確にすること
  • 未来が描けないなら降りる選択も視野に入れること


ハウスから考えるなら
この上記の3つは「自立」と「自律」の促しです。

未来の意志を描くのも自分のこれまでの体験から絞り出すような感じで、決して気楽でスムーズなものではないようです。それは未来は突然やってくるものではなく、日々の積み重ねの中から形づくられるものだからで、だからこそ母親に導かれ階段を上る子供たちのように、不安や迷いがあっても「未来を信じる心」が背中を押してくれるのでした。

それでは豊かに上昇する
射手座上弦月をお迎えください。
次回は9/8魚座満月に!


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