本日がお誕生日の方おめでとうございます。1/3蟹座満月をお届けします。

北東の大きな暗い空間に向いているとても年を取った男


月のサビアン
「北東の大きな暗い空間に向いているとても年を取った男」

蟹座は心理的な北を示していて(IC)井戸の底、深層意識を示しています。これまでの蟹座体験によって北の果てへ辿り着けば、空虚の世界が広がっています。それが私たちの魂のルーツでもあり、タロットカードで例えると隠者のようなオールドワイズマン、知恵の保持者となるのです。自分の感情を極限まで突き詰めていくと、集中力は増してはいくけれど期待感とか、予感とか、そういったものが全て消えて結局は何もない、そんな境地に辿り着く様子を示しています。

月のアスペクト


月は5度前ルールだと12ハウス
おこもりの月はルーラーで強く木星と合、鎖国状態で自分の好きなもの以外は無関心。

金星火星オポジション
感情と欲望のインフレ

社会の泥にまみれることなく、家でぬくぬく包まれていたい私と、外に出て刺激的に戦いたい私が、引っ張り合います。素性を知らない人たちには無関心でいられても、知り合いがイキイキと奮闘している姿を見れば、蓋をしている渇望に嫌でも気づいてしまうことになる。このアスペクトの特徴としては、自分や身内には激甘、笑ってはいても敵には容赦なく攻撃的にもなる意識を表しています。

花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り


太陽サビアン
「花崗岩に刻まれた古代の浮き彫り」

月が北の果てに辿り着いた北極老人なら、太陽は、強い信仰心や瞑想などによって得た予感が、レリーフとなって浮き彫りになってきます。これまで自分なりに時間とお金を使って積み重ねてきたもの、または自分が努力してきたものが思い込みではなく、歴史や普遍的な法則から接点を見出すことで自分だけでなく、人類が求めてきた実感を示します。

太陽のアスペクト


太陽は5度前ルールだと6ハウス
キラキラした夢を語るだけの人間を横目に、自分のやるべきことに専念し、結果を出し続けようとする太陽。

火星と合で、しかも火星が最も力を発揮する「山羊座(イグザルテーション高揚の座)」かつ「現場の6ハウス」は、結果ファースト。戦闘モード全開でも、金星がそばにあるので、自分の価値を知っているならば、独走しても周囲の蹴散らし感はなく好意的な印象を与えながら力を発揮できる太陽となります。

今回の満月のチャートルーラーは、太陽です。働き方、戦略、やる気といった不確かな感情に任せたりしない、システムで動く持久力を維持し、実践し続ける自分が満ちたか、です。


死ぬ前に死ね


今回の満月は太陽と月、ASC共に13。タロットカードでは死神です。

死神は不吉な数字とされてますが、それはキリスト教において最後の晩餐においてユダが13番目だったこと、キリストが亡くなったのが金曜日だったため「13日の金曜日」という映画によるホラージンクスが昭和に流行しましたね。また12は完全な数字とされていて、それを超える13は、1と13以外で割り切れないため調和を破壊するという意味もあります。

死神はこれまでの調和を壊すための「死」とすれば、私たちは「変わりたい」と願いつつもこれまでの習慣をなかなか手放せません。もし、これまでの調和を超えることがてきれば、そこには新しい創造が待っているというのに、これまでの形を壊すことの恐ろしさ。その対峙たるやなかなかのものです。


「死ぬ前に、死ね」
これは多くの密教に共通する教えです。

秘儀参入として「死神」を捉えるのであれば、肉体を持ったまま「俗世の人間としての自分」を殺し、「覚醒した霊的存在」として産道から出直す儀式を示します。 あなたは宇宙から「お前はもう、その古いバージョンのアバター(肉体・肩書き)を脱ぎ捨てろ」と命じられているのでしょう。地上の権威や防御力が、霊的世界では何の意味も持たないのですから。

満月図と併せて


今回の満月は、太陽・月・ASCすべてに「13」が刻まれた、古い自己を殺すためのイニシエーションです。

自分を甘やかすための鎖国状態にしたい蟹座の月と、現場で自分と戦い抜き、結果を出す山羊座の太陽。このコントラストの強い自己対峙は、蟹座特有の感情による「やる気」といった不確かなものを、システムという強固な「骨格」へと変えるられるのか。 古いアバターを脱ぎ捨て深い虚空を通過した者だけが、更地になった魂に、普遍的で揺るぎない新たなレリーフを刻むことができるのです。

それでは、26年最初の満月。骨のある太陽の意志を確認できますように。

次回は1/11天秤座下弦月に!

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