本日がお誕生日の方おめでとうございます。1/26牡牛座上弦月をお届けします。

サマリアの女
月のサビアン「サマリアの女」
前の度数で異質な他者と関わった結果、生まれや素性、立場の優劣といった差別的な比較意識が生まれ、対立や葛藤が表面化します。「サマリアの女」は聖書において差別された存在ですが、このシンボルが意味するのは二つ。社会的なレッテルや一時的な価値観による不当な評価に振り回されてはならないこと。そしてもう一つは、差別や強いストレスやから目的が生まれるということです。現代社会では、苦しみから逃れるシステムがたくさん用意されていますが、残念ながら人間はストレスがかからないと目的を見つけられないし、生命力は強くならないのです。
月のアスペクト
月は11ハウス
友情に憧れ、未来の希望を抱く月。
「サマリアの女」まではいかなくとも、不当な社会評価を自分に下しているのだとしたら、それは自分に甘い幻想を抱いたいたからでしょう。
水星・金星スクエア
自分の好きや自己価値に対して(金星)常にジャッジする水星。
二極思考に陥るほど、極端な判断を下しやすいのは、思考のフォーマットがすでに出来上がっているからで、その狭い決まりきった思考パータンの中からしか答えを見つけられない、想像(創造)ができないからでしょう。今、どちらか一方に答えを決めるのだとしたら、「一生孤独でいい」と腹を括り、仲間探しを中断し、未来に期待するのをやめれば、求めていた対等な存在がやってくるかもしれない。
卵から生まれた子供
太陽サビアン
「卵から生まれた子供」
これまでいかなる要求にも応える自分を演じてきたら、特定の環境や人間関係への執着が消滅し、感情的な濃さが失われていきます。自分は肉親(へその緒)から生まれたのではなく、普遍的な「宇宙卵(原初の衝動)」から生まれた存在であると認識するようになり、地上のしがらみよりも、抽象的な根源にリアリティを置くようになります。
太陽アスペクト
宇宙卵の太陽は8ハウス
ゼロから自分で何かを作るよりも、他人から知識、技術、あるいは財産や意志を「受け取り」、それを自分の力でさらに大きく発展させることに専念すべきの8ハウス太陽。みんなと仲良く浅く付き合うよりも、信頼できる少数の相手と、嘘のない濃い関係を築くことにシフトすべきタイミングでもあります。
両脇には火・星冥王星と水・星金星
特定の相手を見つけて、やると決めれば集中力も増してはくるけれど、目的が見つからなければフラストレーションばかりが募る配置です。水星は太陽の熱にやられていて思考停止か暴走、金星も自己価値がわからない、もしくは振り出しの状態です。
チャートルーラー
水瓶座の水星9ハウス
サビアンシンボル「鷹に変化する旗」とコンバストから詠むと
美しい理想論を語ったとて、その理想が「生きた力」として現実を動かせないなら、その言葉も嘘でしかありません。 焼かれている水星は、客観性が失われ、主観的な熱量ばかりが強まってしまい、他人の意見を聞かない「頑固さ」としても現れるでしょう。
私的考察
「サマリアの女」が感じるような社会的な疎外感やレッテル、そして水星と金星のスクエアによる「白か黒か」の極端な自己ジャッジは、結局のところ自分を痛めつけるだけで、前進する力にはなりません。11ハウスの月が夢見る「みんなと仲良く」という幻想に逃げても、根本的な解決にはならないのです。
今、目指すべきは「卵から生まれた子供」のような、過去のしがらみや古い役割から解放された、独立した個としての生き方です。8ハウスの太陽が示しているのは、広く浅い交流ではなく、たった一人でもいいから「心から信頼できる相手」を見つけ、その関係に深くコミットすることです。
一人で頭の中でこねくり回しても、結局は理想にしか辿りつけない水星。自分の主観的な熱量は、自分を責めるためではなく、信頼できるパートナーや師と共に、現実を動かすために使うべきでしょう。孤独を恐れずに腹を括り、特定の深い関係の中に飛び込むことこそが、今の停滞を打破し、本来の自分を生きるための鍵となるのです。
上弦月は1/19山羊座新月の調整です。頑固にならず柔軟さを忘れずに。信頼できる人に預けて豊かな上弦月をお過ごしください。

