本日がお誕生日の方おめでとうございます。2/9蠍座下弦月をお届けします。

職務放棄兵士
月のサビアン「職務放棄兵士」
社会が押しつける「当たり前」という仮死状態から覚醒し、既存の秩序に反旗を翻す変革度数です。
水瓶座にも「海軍からの脱走兵」というサビアンがありますが、その違いは、水瓶座は社会秩序から抜け独自の道を模索しますが、蠍座は社会に対して正面から攻撃・反撃を仕掛けていきます。かつての蠍座は人と結びつき、組織を作ることで社会に貢献してきましたが、この段階では「外部からの侵入者」として社会を破壊し、再構築しようとする野性的なエネルギーに満ちています。(20度はそのサインの要素がピークに現れる)
月のアスペクト
月は2ハウス
社会と対峙するというよりは、これまでの自己価値からの脱却を図ろうとする月。
月は天王星とオポジション
質密な関係性を通して真正面から攻撃・反撃を仕掛けていきます。その意図は独立、自分の足で立つためで、それは全て自分の純粋な霊性に従った行動でしょう。
火星金星とスクエア
愛の対決であっても、結局のところ自分の中のアニマアニムスの統合です。(受動と能動)これまで相手に貢献してきた人ほど、挑戦するタイミングとなるでしょう。
絶望し幻滅した女
太陽サビアン「絶望し幻滅した女」
特定の地域や個性に縛られない、いかなる環境でも通用する「完全なる部品」としての自己形成を目指す度数です。
肉体の生理的な欲求だけでなく、私的な幸福や安寧を願う心を弱さと見なし、それを克服できない未熟さに憤慨し、心身を酷使する非常にストイックさが現れます。一見、異常性(水瓶座あるある)けれどこの目的は、純粋に貢献できる自分を作りたい利他的な準備なのです。統合できない自分をいじめたりもしますが、必ず後で行き過ぎた反動はやってくるので、立ち止まることも必要でしょう。
太陽アスペクト
太陽はほぼ5ハウス
太陽サビアンが示す苛烈な自己形成そのものが、最大の表現であり悦びであることを意味します。(それほどになるまで夢中になりストイックになれる目的があればの話)
火星金星コンジャンクション
火星の合は、身体的な限界を無視した行動を促し、肉体を単なる「道具」として酷使しやすいでしょう。
それほどまでの強い目的が持てない場合は、単純に多忙と現れます。
金星は、普遍的真理へと意識が昇華され(天王星スクエア)私的な幸福に安住しようとする自分、または現実世界への幻滅は激しくなるでしょう。真の理解を得られない関係性はに愛はない。そんな思想も強まります。
チャートルーラー金星
蠍座の下弦月では金星になります。
今回の金星は、依存、甘えといった要素を排除し、互いに自立し、洗練された大人同士として向き合うための再調整を行います。相手を通して自分を認識し、その鏡が曇っていれば(相手が普遍的な視座を持っていない)距離間を変えざる得ないでしょう。
月のアスペクトでの「火星・金星とスクエア」という配置が、ここに緊張感を与えます。 平和主義的な天秤座金星の理想に対し、水瓶座の火星は「普遍的真理のためなら現状を破壊する」という過激さを持ち込みます。そのため、あなたのパートナーシップ、および人間関係は穏やかな安息の地ではなくなり、互いの知性と美意識をぶつけ合いの場となりやすいでしょう。
仮死状態からの脱却
満ち足りた暮らし、平穏な人間関係。その「不満の無さ」は、感謝に満ちた日常なのか、それとも生命感覚から最も離れた、ぼんやりとした意識状態からなのか。あなたの場合は、どちらなのでしょうか。
蠍座の下弦月は、「職務放棄兵士」の如く、あなたが無意識に服従してきた社会の「当たり前」という規律に反旗を翻します。
月と天王星(未来)が対峙する今、これまで他者に捧げてきた自己価値は、純粋な霊性に従うための「自立」へと向き合いを促します。
天秤座の金星が夢見る甘い調和は、水瓶座の火星という苛烈な真理によって破壊され、愛はもはや安息の地ではなく、互いの知性を研磨する戦場と化すでしょう。(志が高ければ)
太陽が示す「絶望し幻滅した女」の姿。それは他者への絶望ではなく、私的な幸福に安住しようとする、あまりに人間的な自分への憤慨です。肉体の限界を超え、普遍的な「機能」として生きようとするストイックな意志。その自己破壊的な社会への献身の先にしか、真の自己表現(5ハウスの太陽)は存在しないのかもしれません
蠍座は生命感覚です。
生きているというダイナミック感覚、命のつながり、脈々と続く血。そして私の命、この命と繋がっている全ての繋がり、水の中で決して消えることのない火。あなたの中に、今日も静かに、そして熱く燃え盛っているでしょうか。
それでは豊かな下弦月をお迎えください。
次回は2/17水瓶座新月に!


