本日がお誕生日の方おめでとうございます。3/11射手座下弦月をお届けします。

借りた眼鏡を
かけている子供と犬
月のサビアン「借りた眼鏡をかけている子供と犬」
現代では、メガネをかけている子供が急増中ですが、本来は、子供と犬にメガネは必要ないものです。
射手座は、火の情熱を持って知性の向上を目指すサインで、しかも今回はピーク度数。知性向上させるには、かなりの無理をする必要性が示されています。
月のアスペクト
射手座の月は3ハウス
6ハウス水星とスクエア
頭で考えることと、心が求めることの間にズレが生じる配置。
射手座の月が「もっと自由に、広い世界へ行きたい」と願う一方で、6ハウスの水星が「目の前のタスクを完璧にこなさなければならない」と狭い世界に埋没します。ミュータブルサインゆえに、自身の意志ではなくとも、求められれば何でも応えようとするために、努力の割には適正な評価をされることは少ないでしょう。
また、自分の本音を素直に伝えたい月の欲求に対し「今の状況において適切か、役に立つか(6ハウスの水星)」という理屈が入り込むために、迷いが生じやすくなり判断や決断力が鈍りがちにもなるでしょう。
その迷いを払拭してくれるような、力強い指示があれば安心して進むことができるけれども、結局は自分で選択したことではないため、強さに依存してしまうことになるかもしれません。
小さな白い羊と子供と中国人の召し使い
太陽サビアン「小さな白い羊と子供と中国人の召し使い」
サビアンで示される中国人の象徴は、神秘的、精神性、今までかつて無い、というようなニュアンスが含まれています。東洋独特の信仰心から、心を大切にする姿勢と、生命力がパワフルな中国人は、どこの土地でも繁栄してきました。
小さな白い羊と子供は、純粋なエネルギー、それを正しく育てるには長い時間がかかります。無垢なゆえに間違ったものも純粋に吸収してしまう場合もあるので、昔から脈々と流れてきた普遍性と、人間が持っている力(ここでは中国の召使)によって、確実に育てていく、みたいな意味になります。昔の映画にある、貴族の教育係をイメージしてもらうとわかりやすいと思います。
太陽アスペクト
魚座太陽は6ハウス
木星トライン、天王星セクスタイル
周囲の状況や他者の要求を察知し、それに応じて自分の役割を調整する太陽。それによって周囲からの援助や肯定的な反応や評価が得られやすい状態です。(太陽木星)
ただ、天体が西に固まっているように、魚座の太陽は、相手の背景を察知できるがゆえに、「相手が望む自分」を演じすぎてしまい、結果として「自分が何をしたいか」という発動力が埋没しやすくなります。
また木星のトラインは、自分が頑張らなくてもいい、という安易さにも繋がりという甘えや他力本願な姿勢を生んでも、社会評価は高いために、人によっては狡さが育ち、また人によっては、等身大とのギャップに苦しむことになるでしょう。
天王星セクスタイルは、そんな中で、従来のやり方にこだわらず、より効率的な方法や新しい道具(デジタルツール等)の導入、または、これからの新しい生き方を模索します。
チャートルーラー金星
ここしばらく続いている
チャートルーラーの金星。
これまでの月相図では、金星はずっと5.6ハウスにありましたが、今回の射手座下弦月の金星は、7ハウスに浮上してきました。これまでの自己創造フェーズが終わり、意識が明確に「他者」や「外の世界」へと向かう転換点となります。
これからは、相手に対して自分の意志をどう提示するか、という課題が表面化します。
他者との関わりが活発になる中で、先ほど挙げた「他力本願」や「依存心」が、具体的な対人トラブルや違和感として現れやすくなります。これは、自らの知性(水星)を使って自立するためのチャンスです。
金星サビアンは「2つの領域でうまく自己表現している男」
なぜ一つではなくて、二つかというと、裏表(陰陽)を知るためです。牡羊座は自我のサインゆえに、対象の相手を通さないと自分がわからないのです。一見、バラバラで全く違うものを二つ同時に行き来することで原理を理解しようとするのです。例えば、拠点を二つ持つとか、仕事を二つ持つとか、恋人を二人持つとか、です。
射手座下弦月
3.11
大地が大きく揺れたあの日から15年。
ただ呑気に平穏を享受するのではなく、自らの命をどう守り、どう燃やすか。そんな「生の情熱」を忘れてはいないか、今の生き方を問い直す射手座下弦月。あの日から、私たちはどのように成長したのでしょう。
あの残酷な断絶の記憶は「魂の世界」と「現実の世界」を再び繋ぎ、真の自立を促す契機でもあります。
射手座の月は、社会のシステムに安住し、背伸びを辞めてしまえば楽かもしれませんが、それは知性の放棄に他なりません。 また、魚座の太陽が示す「同調」や「要領の良さ」は、世渡りを助けてはくれはしても、過度に染まれば自我は埋没し、精神は死へと向かいます。
霊性を失わずに生きるとは、現実の責任を引き受けながらも、目に見えない精神性を指針として、二つの世界を絶えず往来し続けることです。 チャートルーラーの金星が対人関係の社会へ浮上する今、他者との摩擦を恐れずに、自分の内なる声を「意志」としてこの地に打ち込む、凛とした強さが必要です。
震災の記憶を、単なる過去の悲劇に留めず、魂を呼び覚ます「楔(くさび)」とする。 飼いならされた受動性を脱ぎ捨て、精神の野生を取り戻す。 二つの世界を行き来しながら、自分の在り方を再確認する、そんな下弦月としたいものです。
それでは、豊かな知性に溢れる下弦月をお過ごしください。次回は、3/19魚座新月に!

