本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
11/12獅子座下弦月をお届けします。

中毒した鶏


月のサビアン「中毒した鶏」

環境の条件に振り回されずに、自分の太陽の生き方を選び取れるようになると、内側にある火をさらに燃え立たせたいという欲求が生まれます。火は精神性を示し、それは精神面に大きな影響を与えはするけれど、肉体まで影響を与えることはできません。中毒した鶏は、その限界と様子を示しています。

5ハウスにある月は、理性や義務に偏ると急に虚しくなり意欲を失いますが、創造することで回復します。月相は下弦月、感情を抑えると月の力は濁りやすくなり、土星とインコンで、創造したものが形にできない、想像力を現実が邪魔してくるなら、この虚しさはいっそう増すことになるでしょう。

職務放棄兵士


太陽サビアン「職務放棄兵士」

自分に規律を押し付けてくる社会に対して、反撃に出る度数です。この反抗心は、前の度数によって異質な力を取り込んだ背景があります。職務放棄も、今いる場所から脱走して自由を求めるという水瓶座スタイルではなく、蠍座はこれまでいた場所に留まりながら反撃に出るため、周囲からすれば近づけない怖い存在として映りやすいのです。

太陽は8ハウス
海王星土星とトライン

直感・霊性・象徴理解が自然と進化しているならば自分の信念に基づいた職務放棄ができるけれど、そうでない場合は、単なる意固地さとして現れやすいでしょう。

チャートルーラー


今回の下弦月では、火星です。
火星は8ハウスの終わり
逆行中の水星とコンジャンクション
思想や信念の領域に鋭い切り込みが入ります。

言葉は研ぎ澄まされ、曖昧な論理や「なんとなく」が許されなくなり、水星逆行であることから、過去に見過ごしたテーマまでもが再浮上し問い直しが迫られるでしょう。外へ向けて語る前に、まず自分自身の信念の骨格を再構築を促されます。信念を持たない場合は、言葉の揚げ足取りに励んだり、攻撃することを目的にしたりと、社会の勝ち負け競争のなかで引っ張り合いが盛んになりやすいでしょう。

ここでの射手座の促しは、私は自分が話す内容と一致した行動をとっているんだうか、誰かに問われた時、私は自分の考えを言語化できて、これから進もうとする道を自信を持って伝えられるだろうか、です。

射手座の水星火星は、自己の理念と行動原理の一致化が問われるのです。

獅子座下弦月考察


月は創造を求め、太陽は既存の規律への反撃を促し、火星と逆行水星は信念と言葉の一致を迫ります。

霊性は精神を変えても、肉体まで変化させることはできず、飛べない鶏がどれほど羽をばたつかせても飛べないように、現実には限界があるのです。だからこそ、理念と現実の乖離が浮かび上がるのですが「できる・できない」「結果や成功体験」を目指すのではなく、何を信じ、どの方向へ心を向けて生きるのかを問われるのです。

自分の信念に沿って
真っ直ぐ生きる人は美しい。
そしてその姿を見れば、応援せずにはいられなくなる。

信念に沿って生きている時に、私たちは射手座の崇高な火に導かれるのです。

それでは豊かな獅子座下弦月をお過ごしください。
次回は11/20 蠍座新月に!



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