本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
10/18日蟹座下弦月を送ります。
一つの転機、ターニングポイント
月のサビアン「右肩越しに投げられた黒い影」
蟹座の共同体にとって、新しく投下されたものは黒い悪でしかありません。これを受け入れてシステム化できれば成功、蟹座の共同体の中で新陳代謝が起こります。村おこしのようなものですね。
月は冥王星とオポジション。
邪悪でしかないものが、月に向かって投げかけられてきます。下弦月なので当然、月は太陽とスクエア。太陽サビアンは「秋の葉の象徴が伝える情報」春分からの実りを手にする秋。ここで対人関係における対応力が育っているか否か。
影を投げかけられたきたら、誰だって怖いし排除したくなります。ただそこで排除したままだと新陳代謝は起こらない。月を守るために、トラウマを抱えたまま自閉するしかありません。守ろうとすればするほど、影の力は強くなるものでしょう。25度は(サビアンは数え度数)はそのサインをまとめていく転機、天秤座のターニングポイントです。(人間関係または社会性)
心の影、シャドー
下弦月のハウスは、サクシーデント。
太陽は自己価値を、冥王星は深い変容によって起きる創造力を、月は友との協力関係に位置し、そのどれもが愛をテーマにしています。愛を与え、また与えられている体験を持つなら自己価値は自ずと高くなっていくし、その体験が多いほど他者に気軽に愛を伝えられるでしょう。これが春分から始まった芽生えからの、秋分の実り。この実りとは冥王星が絡んでいるので、自分の心に影を落とすものによって気づくことになります。
自分にとって一番痛いところ
軽々しく人には言えない秘密
どうしようもない性のようなもの
ここを突かれ、自分の影と向き合うことによって対人関係の応用力、相手の気持ちや意図、その場の空気を察知しながらの機転が育っていくのです。天秤座の金星はルーラーで強く働き太陽とはコンバスト。自己価値がわからないまま、後から気づく人もいるでしょう。どれほど愛していたか、大切にされていたか、それとも逆に自分を大切にしていなかったかを。
風のグランドトライン
金星・太陽・火星・海王星はGトライン。
情報を扱う仕事をしている人には有利に働きますが、そうでないなら抽象的な象徴の理解に悩み、行動もチグハグさが目立つでしょう。例えば、今回の下弦月のハウスからのテーマは愛です。愛とは目に見えない抽象的な存在で確かめるのは、当人の感覚のみ。共有できるのも目には見えない情感でだけです。ここを風の言葉を使って、やりとりをしたところで結局は堂々巡りで最後は信じるしかありません。不確かな存在であるものを追いかけたところで掴めるはずもなく、掴もうとすればするほどすり抜けていくものでしょう。
愛の定義とは人それぞれだけれど、ブッタは花を好きな人は花を摘む。花を愛する人は花に水を与え、大切に育てるとありました。
月のサビアンと冥王星から考察すると、愛という光を求めるのなら、私の影を同時に見つめないことには、それは自分都合の好きなのか、依存なのか、影から光へ向かうための真の愛に変容していくプロセスなのかはわからないままでしょう。
Gトラインは2.6.10ハウスと土サインにあります。情報のループに飲み込まれると私の五感感覚から遠のき、私と情報がいつの間にかすり替わり支配されてしまうことになりかねません。選択肢が多くあるということは、自由なようでいて実は自由ではないのかもしれない。迷う時間ばかりが増えるのは、私たちの資源である大切な時間を奪われていることになってしまう。
選び取る基準は、サクシーデントが示す自分システムが作られていないと、何が必要で何が不要なのかはわからないままでしょう。
蟹座下弦月のまとめ
春分からの転機となる太陽天秤座。
影を投下されることで、新陳代謝が起こります。
新陳代謝を起こせるか否かは、当人の人間対応力にかかっていて、この判断基準は愛の定義によって変わってくるでしょう。
風のGトラインは、私たちの感覚機能を麻痺させます。情報の支配下に置かれていないか、情報を現実とすり替えていないか、そんなところからも考えて下弦月で時間浪費にしかならない情報はサッパリと捨て去りたいものですね。
それでは豊かな下弦月をお迎えください。
次回は10/25の蠍座日食に✋