オールドワイズマン蟹座の極み

本日がお誕生日の方
おめでとうございます!

10/6 蟹座下弦月をお届けします。

蟹座下弦月

月のサビアン
「北東の大きな暗い空間に向いている老人」
蟹座は北を示し、北東とは北の極を指します。極は暗く空虚で、老人が示すのはユングのいうオールドワイズマンのような元型。

このサビアンを、私たちの心理に当てはめてみます。

心許せる人、また同じ過去の体験を共有できる人とは、多くの会話を必要としなくても深い共有ができます。そのような共感が生まれる人と共にする食事(日常行為)は心の拠り所であり、幸せを感じられる至福時間。それが家族であったり、友人であったり、それが自分の心の土台となります。

ただこのサビアンでは北東の極なので、さらに蟹座に潜ると、そこは空虚しかありません。いわば宇宙です。寂しいとか孤独とかの個人の感情レベルを超えた、他者の存在しない個人の拠り所が北東だからです。

この空虚ポイントをスピリチュアル的に表現するとゼロ磁場です。地軸の傾きは蟹座と山羊座ラインを指し、地球と宇宙のエネルギーが交差する北の果て。無。いわば蟹座の山羊座の＋と－の力が押し合い、互いの力を打ち消し合っているゼロ磁場は虚無であり、蟹座の心の出所でもあるので、ここに行き着くと創造の発信点が見つかります。

蟹座の月はASC近くの12ハウス
木星とセクスタイルで、虚無になることで次なる活動の場を見つけていくのでしょうか。

今回の蟹座の月は深淵なために、日常生活の雑多なことに感情が振り回されていたり、成就できない想いに囚われていると上記のサビアンが示す虚無を(ゼロ磁場)孤独とか寂しさとかといった感情止まりで、私の心の出所も確認ではないままになるでしょう。北東は日常生活を超えた極みにある感情体験です。

12ハウス特有の、思い込みスピリチュアルや私の思い込み世界にはまりこんで、か弱い私からの脱却道具に使ってしまわないようご注意ください。

太陽天秤座

太陽サビアンは「正午の昼寝」

眠りは潜在意識へのアクセス法ともいわれています。正午という活動すべき時間帯に昼寝をするというのは、無意識に問いかける働きかけを示します。エドガーケイシーは、眠りの中でリーディングしていたように、無意識へアクセスして得る情報は膨大で、顕在意識が目覚めている思考よりもずっと緻密なのでしょう。

太陽は4ハウス(ナチュラルサイン蟹座)
下弦月とリンクします。

これからの生き方、これからの私の太陽の在り方は、蟹座の極地点に達した虚無から、または眠ることで指針が見えてくるのかもしれませんね。

水星と金星

私の太陽の質を作る、水星と金星に着目してみます。

5日に天秤座にイングレスした水星は海王星とオポジション。水星はICに乗り、天秤の他者視点が優位であれば、思考は極で曖昧。イメージばかりが先行し、現実とはかけ離れた世界観を描き過ぎてしまいやすいでしょう

。社会性が育っている天秤座の水星であるのなら、どれほど緻密に計画したとてそのようにはならない現実を知り、結局のところは大いなる存在(宇宙)委ねて生きていくしかないことを悟ることになります。

自己価値を示す金星は、9日に乙女座に入る直前で終盤度数。土星とはオポジションですが、サインではインコンです。これまでの自己の押し出し方の反省を兼ねて、9日以降は整え作業に入ります。社会混乱の中で(魚座土星)自己価値の有効法を探りながら、お金と愛の価値観を変えていくことが課題となるでしょう。

この課題に対して抑圧を感じることなく、むしろ自分の中で手と足を組むようにスキップしながら進んでいけるのであれば、努力という避け難い行いを、楽しさとして行動し続けられ成果が出やすくなります。(金星火星セクスタイル)

どれほどの時間を過ごし、どれほど私の意識が変わっても変わらず求め続けるもの。生涯を通して絶対に諦めることができないものが自覚できているのなら、この欲望が人生を生きる原動力になるでしょう。(金星冥王星パータイル)