本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
6/19魚座下弦月をお届けします。

満月の下の肥沃な庭


月のサビアン「満月の下の肥沃な庭」
精神性が拡大していく度数

月は10ハウス
天王星とセクスタイル

社会的な役割やキャリアという現実の領域で、この精神性の拡大が起こっています。言い換えれば「仕事」よりも「使命」、「役割」よりも「意味」に目が向かい始めているということ。このサビアンは海王星の影響を強くするため、精神世界や唯心論に傾きやすい時でしょう。

天王星は、古い働き方、生き方、考え方からの静かな離脱を後押ししてくれています。

破産宣告された男


太陽サビアン「破産宣告された男」
一見ネガティブに思えるこの象徴は、「いったんすべてを手放すことで、新しい価値観に立ち返る」という逆転の発想を示します。


太陽はASC(アセンダント)とぴったり重なり、自分らしさがぐっと前面に出やすいとき。他人の期待よりも自分の意志に沿って生きたい──そんな想いが強くなるでしょう。

木星はすぐそばにありますが、サインが違うために、今はまだ保護を受けられる状態にはありません。楽観的に、自身を肯定している段階ですが、「過渡期の自己肯定感」こそが、自らの未来を切り拓く最初の火付けとなるのです。

チャートルーラー


今回の下弦図では水星です。

水星は蟹座2ハウスで、私ができる技術を探し、11ハウスの金星とセクスタイル。仕事に恋すれば、未来の希望を見つけられるのかもしれません。技術に恋をして、仕事に愛を注ぐこと。その“好き”を育てていくことで、自分だけの居場所や未来が形になっていく。そんな希望の物語の始まりです。

※今回は海王星が効いているので、希望物語を描くことが大事

チャートを擬人化してみた


月相図リーディングを伝わりやすくするために
魂を吹き込んで擬人化してみました。

あちらか、こちらかとアンテナを貼り続けるのは、私自身がこの地球で何ができるかを見つけるため。(ASC双子座) 見つけられることができれば、11ハウスの金星と手を繋ぎ、私の希望物語の始まり。最初の1ページが開かれる。

太陽は人前に出ることに自然な力が宿り、堂々と意思表明しやすいタイミング(ASC) 「自分は何者か」という問いに敏感で、それを外の世界に証明したい思いが強るため誰かに合わせるより、「私はこうしたい!」という意志を堂々と掲げ、社会へと向かっていきたい。でもその情熱が強すぎると、周囲との摩擦が生まれたり、独りよがりになったり、太陽の意思は熱すぎるために、また見切り発車もしやすいでしょう。(木星蟹座とは別サイン)

太陽をサポートする月は、唯物論を唱えながらも唯心論者。仕事や役割を最優先し、物質によって安全を固めていこうとはしていても、心の働きが人生を形作っているのではなかろうかと、目の前に見える現実の中から「魂」や「意味」を見出そうと問いかけます。

金銭と地位に満たされた生活か
それとも何かを愛するという実感なのか」と。

何を育て、何を手放すのか。
物質が先か、心が先か──
お金と仕事か、それとも愛か──

どちらも必要で、どちらも自分の人生においては外せない項目で、誰もが求め続けるもの。両方を望むのはダメなことも、不可能でもないけれど、自分の力はまだそこまだは及ばない。(水星2ハウス)この揺れ動く感じが、ASCの双子座。

魚座下弦月まとめ


この下弦の月が私たちに教えてくれるのは、「役割ではなく魂優先、自ら見つけた人生の意味に生きる」という選択です。ただ、ここで現実世界をおざなりにできないのは、毎日食べていく必要があるからで、この価値づけも社会価値がどれほど浸透しているかによっても違うでしょう。

誰とも関わらず、何も比較しなければ、魂だけに従って生きることは可能でも、私たちは人と関わって生きなければ、自分すらもわからないし、喜びすらももたらせないのです。愛する人がいれば、守りたいと思うし、暮らしの苦労もさせたくないと思うのが心情ではないでしょうか。

また、満月の下の肥沃な庭にいる月は、海王星領域に入ることで想像を超えて化け物級に膨らんでいくために、心とイメージを上手く使わねばなりません。物質的な豊かさと精神的な満足は、大抵は相反するけれど、本当の人生は、その間で揺れながらも確かな道を選び取る力にこそ宿るのです。

あなたの海王星にある「肥沃な庭」
あなたは何を育てていくのでしょうか。

それでは豊な下弦月をお迎えください。
次回は6/25蟹座新月に

新たな未来を創造するマインドリセットは、ほぼ日更新のアグニベースに綴っています。
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