本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
6/22天秤座上弦月をお届けします。

突きとおす針により
完璧にされた蝶
月のサビアン
「突きとおす針により完璧にされた蝶」
他人の目にどう映るかという「外側の鏡」を覗き込むとき、多くの人は評価によって自分を失う恐怖を感じます。しかし、この天秤座の月が示しているのは、相手を失望させまいと期待に媚びるのではなく、社会の真ん中に自分の身を置くことことで自分の輪郭を正確に知ろうとする挑戦の始まりです。
月は3ハウス
サビアンが示す挑戦は、身近な関係性の中での対話によって行われます。いつも以上に心が敏感に反応し、揺れ動きやすくなりますが、言葉のやり取りを通じて自らの輪郭を確かめようとするため、相手が放つ何気ない一言が心に良くも悪くも刺さりやすくなるでしょう。
また、月は天・海・冥、全てのトラサタとアスペクトをとります。これは個人の意識を超えていきやすいことを示します。ポジに現れば、時代の流れや集合無意識から社会の動きを感知しやすくなるし、ネガに現れば、他勢に呑み込まれる、もしくは現実はそっちのけで未来を描き脳内花畑となるでしょう。
船に掲示される
巻かれ広げられる旗
太陽サビアン
「船に掲示される巻かれ広げられる旗」
これまでの個人の孤立した知性を超え、同じ未来を志す共同体に向けて、共通の理念という「心の旗」を掲げる段階です。誰か一人が支配者として君臨するのではなく、全員がその旗印のもとに集い、心を同じくする。形だけの組織を超えた、深い心理的連帯を生み出すための、強い意志表明を意味しています。
太陽は11ハウス
まだ誰も観たことのない未来へのビジョンへ向かうための「志を同じくするネットワーク」「既存の枠組みを超えた自由な仲間」と書きたいところですが、5度前ルールを適応すると12ハウスになります。
12ハウス太陽は、みんなで未来へと勇ましく向かう場所ではなく、古典ではアセンダント(1室)と角度を結ばないため、社会的な光が届きにくい「見えない領域」とされてきました。
12ハウス太陽とすれば
太陽は常に目的を持って向かう方向性を示します。また今回は夏至直後の太陽でもありますから、エネルギー的にはとても強い。11と12ハウスの二つの方向から考察してみます。(11ハウス考察は上記)
12ハウスの太陽
12ハウスの太陽は、地上の社会システム(肩書き、権力、現世的な評価)の中で自分を誇示することを好みません。社会的に見れば「押しが弱い」「目立たない」と映るかもしれませんが、それはエゴのエネルギーが「世俗的な野心」に使われていないだけ。
目に見える世界の枠組みを一度溶かし変容し続けるためにも、すべての生命が還る「目に見えない巨大なプール(無意識の海)」にアクセスして、魂の栄養を常に取り込まねばなりません。12ハウス太陽が求める極めて純度の高い精神性や美意識を内宿するには、地上はあまりにも騒がしく、穢れているのです。
夏至直後の上弦月の太陽
光の極点を経て最初に向かえるこの上弦の月は、私たちに「開かれた世界への移行」を促します。これまでの安全な場所に留まるのをやめ、掲げた旗のもとで社会的な役割を潔く引き受けることを目的にすべきでしょう。
今回の蟹座0度の「船の旗」のエネルギーが12ハウスの領域に持ち込まれるならば、それは具体的な社会力ではなく、形には見えないけれど人々の心を同じ方向へと縛り、導いていく「見えない旗印」としての存在、自身の在り方を問われるのです。ただ12ハウスは、自らは声を上げないので、その在り方を見て天秤座の周囲の人達が個々に判断する、といった形でしょう。
チャートルーラー
でもある太陽
今回の上弦月の鍵を握るのは太陽です。
12ハウスの太陽を現実の暮らしに投影するには、「表舞台で主役になろうとしない」ということです。自らが前に出て何かしようとするのではなく、誰も見ていない舞台裏での仕組み作りに実務的なリソースに時間を割くべきでしょう。
3ハウスの月が示す日常の対話においても、自分の感情やこだわりを主張するのをやめ、「壁打ち相手」や「実務の調整役」に徹することです。
自らがトップに立ち、皆を引き連れ引っ張っていく図式はとうの昔に廃れたし、またプレイヤーとして立ち続けるのも間も無く終わる社会。自分の気配を消すくらい、客観的な機能として動くことで、上弦月が示すように運勢が拡大されていくのではないでしょうか。
それでは豊かかに盛り上がる、上弦月をお迎えください。次回は6/30山羊座満月に!




