6/7初版、第5章の追記です。
本著ではページ数により詳細を書けなかったので、ブログや講座でお伝えしていきます。
ネイタル読みのマイナーアスペクト編
クインタイル、セスキコードレートです。
クインタイル
才能ある創造力アスペクトと呼ばれているのは、72度は360度の5分割からです。そして、5は獅子座、そして人間を表す数字。(両手足広げ立つと五角形)ポジティブに出れば知性による創造力として現れ、ネガティブに出ると思考に問題のある人となるでしょう。
マイナーアスペクトは基本的にマイナータイプに多いので、どうしても思考癖がメジャーではありません。思考がメジャーというのは、社会的で道徳的、多くの人に認められる考え方のできる人となりますが、才能というものは多くの人とは違う思考ができるから発見や業績として残せるのだと思います。
では、私の場合を考えてみます。
太陽と木星、太陽と海王星がクインタイルです。
私の太陽の目的
パーソナル天体は太陽なので、人生に対する目的が必要になります。
最初の人生目的はサターンリターンの時。本著にも書きましたが、離婚して経済的に自立した大人になろうと、ここで初めて自分の社会性と向き合いました。当時はクインタイルなどに意識も向けず、創造力というワードは知ってはいたけれど意味もよくわかるかりませんでした。獅子座=創造力とステレオタイプに暗記していただけ。
木星期の年齢に入り中盤を過ぎたあたりから、もしかしたらこのことかもと思えるようになったのは、自分の発信内容に対して評価してもらえるようになった時からです。感想としての良かったです評価ではなく、私のところで学びたいという評価に対して、やっと自分の創造性に気づき肯定することができました。
木星太陽からも「遊ぶように仕事をしているな」と自分でもつくづく思います。レッスン時間外の労働時間を換算したら、プライベートなどほぼないも等しいけれど辛いと思ったことはこれまで一度もなく、ワクワクという表現は好みではないけれど、まさにワクワクしっ放しの22年間。常に他者に、環境に豊かに恵まれてきたと思います。
アスペクトはどちらの天体に自分が立つかなので、木星以降の天体はそれなりの社会経験がないと立てないし、また実感も持てないままです。保護される側に立ち続けられるのも45歳まで。期待し求めても創造力や評価も承認欲求の強さにかき消されて、星が示す意図にも気づけないままでしょう。
海王星のモヤモヤ
もう一つのクインタイル太陽海王星。
こちらは、ロジックを通してリーディングする占星術から、相手の意識や周波数に合わせて詠むチューニング法を取り込むようになってから実感できるようになりました。宇宙法則やロジックを通してだけリーディングするには限界があり、現場での乖離が大きかった。最初はこの差異をDNAによる違いとしていましたが、それだけでは納得できない何かがずっと自分の中にありました。
DNAは確かに大きく影響するけれど、親の人生を悠々に超えていくのが子供です。この不透明なモヤモヤを感じながらずっと答えを探し続けてきて、相手の意識に合わせれば波長を合わせられることを知ったのです。それが本著の題名にもなった「チューニング占星術」この創造力もクインタイル作用なのかもしれません。
知識だけでは語れない何か。
チューニングしようと意図すると、波長が生じ、相手との波長が合うようになる。そうするとどこの本にも書かれていない象徴の別要素が、またこれまでどこでも読みも聞きもしなかった象意が「これかな」といった感じでぼんやりとでもキャッチできるようになりました。これはアカシックを取り入れたことが大きかったです。
オタク的マイナー表現
この作用が意識領域でどのように連鎖して働いているかを、オタク的に書くとすれば、冥王星の絶対の有限性から(占星術は〇〇だという凝り固まり)から無限を身体で体験する必要があります。私たちは思考でわかっていても身体ではわかっていないことが多いので、身体から理解するようにします。身体から冥王星の無限を感じることができれば、海王星のわからない何か、不透明なモヤモヤ感に意識をチューニングすることで主体性が生まれます。これが海王星からのモヤモヤ脱出法で、この意識が天王星にバトンされ、周波数がピタリと合えば言葉が生まれるのです。
これはアカシックリーディングと同じ要領で、文字表記するととてつもなく難しい複雑作業のように感じてしまうものですが、体験としては一瞬の出来事でしかなく誰にでも可能な行為です。(思考から離れれば簡単)使っているうちにどんどんクリアになってきます。私たちはそもそも集合無意識で繋がっているので、意図して波長を合わせると「知っている」感覚しか訪れないものでしょう。この行為も、72度は360度の5分割となる知性を通しての遊びなのかも知れません。
セスキコードレート
セミスクエアである45度が3つ集まっていることから、ハードアスペクトの一つとされています。
私は成長にはハードアスペクトしかないと考える派なので単純に凶作用、悪いもの、避け難い困難といった解釈には懐疑的です。これからは女性も精神、経済共に自立して生きていく時代なのだから、昨日までの自分を超えていく力を持たないままだと、いつまでも夫や親、社会に依存して生きていかねばならなくなります。私的な解釈では、45度が3つとうことから、越えることで人生は3の数字の持つ意味である、発展を望める期待多いアスペクトではないでしょうか。
私の場合、太陽冥王星、月天王星、ASC・MC土星があります。
冥王星の底力
太陽冥王星体験としては「私の太陽を生きる」実感と社会への所属意識を持てるようになるまで、自分にチャレンジし続けてきたように思います。ネイタルのメジャーアスペクトにおいて火星が効いているチャートなので、チャレンジするのは苦ではありませんでした。
冥王星意識を実感できるようになったのは、55歳を過ぎてからです。それはネイタルとプログレスの月にハードにトランジット冥王星体験以降のことで、現在ではネイタル太陽にトランジット冥王星がコンジャンクションしているため、自分でも底知れない力といいますか、根性といいますか(いつ死んでもいい肝の据わり方)得体の知れない向こう側にある力を感じています。(自身の力ではなく向こうの世界から動かされている感じ)
月天王星においては、プライベートのパートナーシップにおいての分離です。私の人生においてリニューアルする毎に、または人生改革には分離はつきものでその度に自立心は養われ月が強固になりました。一番最初の分離となったのは、母からの自立でした。その後は夫からの分離、私生活改革、リニューアル。55歳以降に2度のパートナー分離となり、人生通算35年間も他者と暮らしたので今世ではもうご馳走様です。そもそも人との距離感がないと苦しくなる月、それも他者との暮らしの葛藤があってこそ気づけたし、この葛藤の中で月の母性や共感力も養えたと思っています。
ASC・MC土星は、自信のなさ、遅咲き人生、社会ポジションの獲得までの延滞でしょう。ネイタル土星も逆行生まれで、社会モデルとなる土星の父親、年配権威者が身近にいなかったのも手伝って時間はかかったのだと思いますが、逆行生まれでない方でも時間のかかっている人は大勢いると思います。要は、自分の持ち駒である星を自分がどう使うしかないので、私の場合はマイナーアスペクトによる葛藤をプチプチと裏側でいくつも超えながらここまで来ただけの話。
解釈情報の少ないセスキコードレートですが、5度が3つ集まっていることからこの3から生まれるものの中に、葛藤を超えたからこその理性が身につくと思います。
まだまだ補足コーナーは次回に続きます。