6/7初版の追記
今回は第一章P46「天王星」について。

本著ではページ数により詳細を書けなかったので
ブログや講座でお伝えしていきます。

天王星と個性


天王星を個性的と解釈している人が多いですが
私たちは皆、個性的です。

誰一人として、同じ人はいません。社会にどっぷりと迎合しながら生きている大人しく見えるタイプの人でも、話してみると中身はバラエティ豊かで驚くことが多々あります。外見は野菜だけけれど中身は肉、というロールキャベツのように、外側と内側のギャップが大きいと第一印象を裏切られる分、心に印象強く残ったりもします。

天王星は土星を超えたエネルギーなので、土星・木星という一般社会常識を超えさせます。超えさせるものは何かというと、トラサタなので私たちの意識です。天王星は土星次元を越えるので、社会生活ににおいての意識超え。個人的なものではありません。その証拠に個性的といった評価も、社会から見ての評価です。

何度も現れる星


ホロスコープにおいて特定の星、〇〇が効いているという表現をよく使います。この目安は、ASCや太陽や月(ルーラも含む)アングルに乗っている天体、デイスポジターなどでのファイナル、またはデイスポジターツリーループに入っているなど、繰り返し何度も現れる天体を指します。

サンプルとして
私の場合はASCのルーラーが天王星とオポジション。(ASCのルーラーは無自覚なので強く働きます)太陽火星は水瓶座で、ルーラー天王星。ディスポジターツリーのループの中に天王星。このような条件いくつかが重なると(3つ以上)天王星が効いているホロスコープと呼んでもいいでしょう。

天王星が効いていると、若い頃はただただ反抗的、社会に迎合せず一般大衆が良しとするものを嫌う傾向があります。マイナーアスペクトも多いので、気質がマイナー。マイナー、ニッチな領域が私の居場所と感じやすいのは今もですが、社会を示す木星土星を否定したままの天王星はただの反社会派、社会不適合者でしかありません。

天王星は主体性の取り戻し


現実の社会生活における天王星とは?

社会生活を送る中で私たちはつい社会価値が中心となり、その集団生活の中で徐々に抑圧を感じるようになります。大人としてルールは当然守るべきだし、その限定された場所での暗黙のルールや掟もあるでしょう。そんな中で抑圧を破る主張が天王星です。主張なので自分なりの思想や理念、人生哲学を展開し、多くの人たちの価値観を変える持論展開できなければ、それはただの反抗心でしかありません。

私たちも感じてた、でも言葉にできなかった、そんなものの見方があるのか、といったインパクトさを与えるところからも破壊なのでしょう。天王星は水星と周波数でリンクるので、水星力が乏しいと表現できないし、自分の中にあるモヤモヤも整理できないままになります。

破壊されたら、破壊は創造とセットであるように、
その瞬間から私たちの共同創造が始まります。

持論展開した人は、集団社会の中で自分を取り戻すための主張であったはずだし、聴いた側はこれまでの木星土星価値の一部を崩壊させられます。そうやって私たちは、これまでとは違った未来を見出し、社会意識を進化させていくのです。

また破壊したとして破壊後に相手と、もしくは皆と創造する余地がないのは冥王星の断絶です。もう二度とない切り離し。ここに再建はありません。なぜなら相手の考えを聞く、意見交換はしないからです。その理由は、天王星よりも周期の長い冥王星は、溜め込みの期間が長いからなのと、冥王星はプルトニウムと象徴づけられているように、全く別の場所でゼロから一人で始めていきます。同じ破壊でも、天王星と冥王星にはこのような違いがあります。

個性は異物


天王星を個性と呼ぶのは
一般の多くの人たちとは違う異質さからでしょう。

異質さは異物です。

他者から個性的と呼ばれる人は、自分の中にずっと異物を感じて生きてきたはずです。木星土星社会に馴染めない異質な自分。これを孤立と感情は認識し、自分の異物さを自分自身が毛嫌いしてしまうけれど、天然真珠は貝の膜に入り込んだ異物であるように、異物とせず真珠とすれば未来の創造力も湧いてくるのではないでしょうか。

時代も水瓶時代に入るので木星土星社会も天王星を
多様性として認める風潮が浸透しています。

土星も木星と同じ質量のガスでできているように、社会常識やルールも目まぐるしく変わるのが社会の常。生きる上での絶対常識とは、そもそも自分の中にしかないものです。

天体は意識の次元も教えてくれるので、下記図を参考に、どの次元で働いているのかを考慮しながらリーディングされるようにしてください。(インスタにてわかりやすくまとめ記事を書いています。)

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