本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
11/16獅子座下弦月を送ります。
獅子座の下弦月
サビアンは「砂漠を横切るラクダ」
理想的な獅子座になるために自我からではない、恒久的な熱量、消えることのないパッションを完成させていく。
一方の太陽サビアンは「X線」
目には見えない背後の法則を読み取り、因果関係を解明していく度数です。
エレメントは火と水、ハウスは1と4
それでは下弦月の背景を、一つずつ詠んでいきましょう。
1ハウスの月
獅子座の月に逆行火星がセクスタイル
未来に進むルートを確かめつつも(火星11ハウス)自分の考えは否定されます。(水星・蠍座スクエア)
真向かいにある土星から監視され、獅子座の月は自信を持てないまま萎縮しがちでしょう。ここだけを読めば月の軋轢を感じることになるけれど、1ハウスにある月は7ハウスからの干渉が入らないことには自育できず、また自分のみならず、相手や大衆心理を理解できないままでしょう。
今回のサビアンが示すのは、恒久的な熱量を自己供給し続けられる火のパッションです。外部からの刺激によって燃えるのは、獅子座ではありません。それは単なるエゴに火がついた状態でしかなく結果、わがままといった因果を作ることになるでしょう。
土星の監視が入っても、恒久的な火を燃やし続けられるか。人生を砂漠に例えたら、ラクダのように足を進めながら横断し続けられるかなのです。
4ハウスの太陽
太陽は「X線」
因果関係から全体を理解していこうとします。
水星とはコンバストで木星・海王星トライン。水のサインであることから理論的に分析するよりも、自分と他者の壁を取り払い内部に侵入して感じることで(フィーリング)因果関係を見つけ出そうとします。木星は、社会全体へ、海王星は時代の集合無意識から魂の領域へと、私個人を超えた世界へとオーラーを広げて感じ取っていくことが必要とされるでしょう。
ハウスからの考察は、原点回帰や原始宗教、ご先祖様。生と死の命の営みの連鎖から、 表層の出来事から目には見えないものまでを含んだ全体像を理解することが促されています。私たちの日常生活においては、音楽やダンス、神社巡りや祈る行為などに心動く体験を求めるのかもしれません。
表層的なものに囚われているのなら、特定に関わる相手の心理を読もうとフォーカスし続けがちですが、私たちの住む人間界、その世界を拡大させたところに存在する自然界、そしてそのまた拡大させた先には宇宙があるように、全体構造の中のどこを自分は見ようとしているか(X線)がわかっていないと解釈の間違いを犯すだけになるでしょう。
太陽は蠍座
サブルーラーの火星は逆行、双子座にあります。
因果法則を解くのは、私のこれから進もうとするルートを知るため、自立するため、自由にこの社会で生きていくためですが、今は調整期なのですんなりとは決まらないでしょう。
ASC獅子座
ASCのエネルギーによって、太陽と月は決まります。
ASCルーラは太陽で、全体構造を理解した上で因果関係を解けるのなら、自分の源と繋がり(4ハウス)当面の軸足を定めることはできるでしょう。
ただ太陽のルートを切り開いてくれるのは火星です。
太陽のパッションが外部からの刺激によって燃やされているのなら、火星は夢見な感情に溺れ(魚座木星・海王星スクエア)二兎追いかけることを拡大と勘違いし、火星逆行終了時の木星が牡羊座に入る年明けには選択ミスをしていたことに気づくことになるでしょう。
獅子座下弦月のまとめ
下弦月は調整期。広がりすぎているものを減らし、次の新月へと向かう準備に入ります。
あなたのパッションは、あなたの内部から発動しているものでしょうか。相手や環境の流れによって生まれるもの、変わるものは太陽の火のパッションではありません。ASC獅子座の欲求は、周囲を意識することなく自分の内部の炎に集中し、在りたい私を志していくサインです。他者ありきで目指す私、恋心による燃えたパッションは恒久的なものではなく、単なるエゴの欲求でしかないでしょう。
木星・海王星が誘いは、自分を超えたより大きなものへの理解、そして委ねていくことで蠍座の太陽、私とあなた、私と社会、私と宇宙といった水の絆が結晶化し、それがスピリチュアル、精神性、信じる力へと繋がっていくのです。
個人に留まることなく、宇宙全体構造の理解を深めたいものですね。
それでは豊かな下弦月をお迎えください。
次回は、11/24射手座新月に✋