好きを仕事にする現実


蟹座の安心感を得るためには、対極にある山羊座の象徴する社会的な居場所を確保することから始まります。

社会的な承認を得て、自分の居場所を確立することが蟹座の安心感の第一歩です。女性なら結婚を通じて妻や母としての役割を得ることも、社会的な承認を意味します。

生きていくための最低限の条件となる仕事というものがなければ、私たちは心の安寧を感じることはできないでしょう。占星術に馴染みのない人々でさえ、風の時代には「好きなことを仕事に」とよくいいますが、それがすべての人にとって可能なわけでなく実際、それは狭き門です。

現実の世界では、多くの人が生活費を得るために、好きでもない仕事に就いています。そして、好きなことに対する情熱がどれほど強くても、それが必ずしも仕事に繋がるわけではないという冷厳な現実に、多くのスピ女子は気づいていません。情熱が強すぎると感情が先行し、経営管理が疎かになり、継続が難しくなることがあります。現実の重さに押しつぶされ、情熱が冷めてしまうことも少なくないのです。

この矛盾と葛藤を乗り越えるためには、社会的な役割や状況に応じて異なるペルソナ(MC)を持つことが自分の心を守る一つの方法でもあります。自分の感情をコントロールし、適切に表現することで、社会的な役割を果たしながらも、内面的な安定を保つことができます。風の時代には多くの選択肢がありますが、選択肢が増えるほど不自由を感じることもあります。好きを仕事にできなくても、ライフスタイル全般を通して妥協点を見つけ、心を納めることが蟹座の安心感を得ることにも繋がるでしょう。

月の感情を理解しよう


他者に安心を求めるのは非常に厄介です。

この叶わない願望は早々に手放し、自分を優しく抱擁することに慣れることです。他者に期待するのではなく、自分自身の内側で安心感を育むことでしか真の安らぎを得ることはできないのではないでしょうか。

仕事の確保は必須でも、それ以上に大切なのは、自分自身を癒す術を身につけることです。仕事があっても、感情が不安定であれば疲弊するだけのように、これは貯金も同じで、外から得たものを持ち続ければ安心を得られるということはなく、むしろ外側から得られたものに依存すると、その瞬間から減ることへの不安が始まります。安心とは、自分の内側にしか宿せないものです。

自分を抱擁する


夫婦や家族だからといって求め続けると、その気持ちに応えてもらえなければ落胆しかないし、そんな自分を認めくれない場合は、強硬な心理のコントロール作戦にも出かねないのも蟹座。まず自分が自分でいることに安心することです。これができないと蟹座の求める共同体は作れず、自身を安心させる術を持っていないと他者どころか家族も安心させることはできなくなります。

去年からの振り返


夏至は一年の内に4回あるエネルギーポイントの切り替わりで、春分の火から水へのシフトです。

火から始まった純粋なエネルギーによって、次はその火で水を温めます。季節もサインも天体も全て螺旋で繋がっているので、去年の夏至からの1年間でどれほど私の心の領域を大切に扱ってきたか、また周囲に人たちとどのように関わり続けたかを振り返ってみてください。これがあなたの月の働き方で、無意識に動いている行動パターンも知る手がかりとなります。

過去を振り返らずに未来を見ても、今が確保できていなければ明るい未来を照らすことはでき内容に、、私は何に心を向けてどんなふうに月の感性を磨いてきたかを振り返れば、思い込みにも気づくことができるでしょう。

水の流れ


安心という感情は水で、水が入る器が自分の月です。このサイズは、あなたの心の許容度で決まります。

また水は上から下にしか流れないように、通り過ぎるだけ。安心を感じるのは一瞬、幸せを感じるのも一瞬です。私たちは幸せや安心感を感じても、またすぐに前以上を求めるし、毎日続いてしまうと当たり前になり、感性を鈍らせてもしまうでしょう。

水は留まらせると濁り腐り腐敗していくように、流れ続けさせるには想像力が必要になってきます。愛と想像力を持って、豊かな感受性を育てなければ、心は腐ってしまいます。

安心も幸せも、自分の中にしか見つけられないのです。

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