本日がお誕生日の方
おめでとうございます。
11/2獅子座下弦月をお届けします。

外向きの看板を下ろし
朝露の軽やかさに還る
天頂のMCに重なる獅子座の月のサビアンシンボルは「早朝の露」
冷たい夜を通り抜けたあとに、葉っぱの先で光る朝露のように、これまで外向きに張り詰めてきた肩の力を、ふっと抜くタイミングです。
この月に対し、牡羊座の土星と海王星がイージーに繋がっています。トートタロットで獅子座に対応するのは「欲望(Lust)」のカード。
描かれているのは、野生の背中に飛び乗る歓喜に満ちた生命力。自分の中の怒りや恐れ、動物的な本能を否定せずに受け入れた、自身を調和させるプロセスを象徴しています。
月の配置から振り返るべきことは、私たちは大人の顔をして生きてきた中で、すっかりと心の奥に置き去りにしてきた「インナーチャイルド」の姿を振り返らせてくれます。

他人や社会の期待に応えるために、自分の純粋な欲求や無邪気さを「わがまま」だと押し殺してきたなら、虚勢を張って頑張り続ける強さなど、最初から要らなかったのかもしれません。
自立とは、頭で感情を抑えつけることでも、理性で全てをコントロールすることでもありません。内なる子どもの手を引き、朝露のように澄み切った無垢な自分へと還っていくこと。それこそが、今回の下弦の月が促す調整です。
自分改革を目指す太陽と
日常のすり合わせ
1ハウスにある蠍座の太陽のサビアンシンボルは「親睦夕食会」。
自分自身の本質をごまかさず、魂の底から響き合える真の繋がりや、純粋な生き方を貫こうとする強い意志。一言でまとめるなら「自己開拓」です。
太陽は、6ハウスの牡羊座土星と150度(インコンジャンクション)を形成しています。 「水と火」「固定と活動」という異なる性質のすり合わせが必要になるため、胸に秘めた理想や熱い想いを持ちつつも、現実的な生活の中での微調整を求めてきます。
蠍座が求める「深くありたい」という魂の渇望と、牡羊座土星が示す「今の暮らしを律せよ」という下積み的な日常。 一見相反するように見える二つのエネルギーを丁寧に噛み合わせていくことで、1ハウスの太陽という自分自身のアイデンティティが、揺るぎないものへと育て上げられていくでしょう。
言葉の限界を示す冥王星
今回の下弦月を統べる冥王星は、魂の根底であるIC近くに深く根を下ろそうとしています。
「波風を立てないように」と口先だけでやり過ごしてきた会話や、身近な関係だからこそ無意識に続けてきた思考のパターンに、もうどこか合わなくなっている自分や、他者の小さな誤魔化しに気づくことがあるなら、それは冥王星の作用です。
IC付近は深淵な領域のために、「実態のつかめない何か」を感じてはいても、簡単には言葉にできない、そんな領域でもあります。
だからこそ、無理に理由を探したり、白黒をつけようと焦る必要はありません。一旦、頭で解釈しようとするのを手放してみることです。「何かが違う」という胸の奥のかすかな引っかかりを流してしまわずに静かに抱えておけば、時が来たときに自ずと言語化できるようになるでしょう。
土を払い、暮らしの所作を研ぎ澄ます
下弦の月は、調整でもあり、次の新月に向かう静かなる禊(みそぎ)の時。
古神道が「祓い清め」をすべての原点としたように、暮らしの細部をただ無心に整えてみてください。 身体という神殿を日々の丁寧な所作で清め直したとき、あなたの魂は朝露のような澄明な輝きを再び取り戻すはずです。
それでは豊かな下弦月をお迎えください。次回は、11/9蠍座新月に!







