6/7初版、第5章の追記です。
本著ではページ数により詳細を書けなかったので、ブログや講座でお伝えしていきます。

今回はネイタル読み、アスペクト編です。

太陽火星コンジャンクション


本著では、メジャーアスペクトを中心に書きました。

こちらをざっくりとご説明すると、ホロスコープ360度の円分割数が少ないほど影響が強いと読みます。なので0度分割のコンジャンクションは1番強力で、どのように働きかけるかは天体によります。

私の場合は、太陽と火星、どちらも男性天体です。サインは水瓶座の中性、なのでこのコンビネーションを持っている女性なら、外見は女性でも中身は男性的となります。私はこのセットを、オヤジと読んでいます。太陽0度、火星とは5.97度離れていて、ドデカメモリーから考察すると純粋なオヤジ。(自分で書いていてすみません。星からの考察を書いています)

ただ、このコンビネーションを持っているからといっても 、男性エネルギーを優位使って生きているかどうかによって変わります。(社会参戦法)女性の場合は男性に投影したりもするので人によって出方は様々ですが、ネイタルホロスコープにパーソナル天体のコンジャンクションを持つ場合は、他者から見てその人の代名詞になっていなければその天体意識を獲得できていない、星を使えていないということになります。

パラレル、コントラパラレル


ここからは、本著に書けなかった
マイナーアスペクト部分を書きます。

個人セッションや占星術講座では、メジャーアスペクト、及びメジャー級に匹敵するマイナーアスペクトしか読まないので(ご本人の実感薄く検証取れないため)ここからはマイナー要素的な内容になりますことをご了承ください。

太陽火星はコンジャンクションでもありますが、同時にパラレルです。① パラレルとは赤道に対して同じ位置にあり、コンジャンクションと同じ作用をもたらします。そして②は、コントラパラレルです。コントラパラレルとは、赤道を挟んで反対側にあり、オポジションと同じ意味合いを持ちます。このアスペクトによって、どれだけ火星力が強く働いているかを知れるでしょう。

昔の古い読み方では、コンジャンクションは凶作用として表記されていますし、私も習い始めた頃はそのように教えてもらいました。でも私は25年前ほどから男性に頼り依存して生きる時代は終わると確信していましたので、女性ほどこの太陽火星力は必要ではないかと考え、これまで自分でも意識して積極的に使うように努めてきました。そもそも吉凶作用など、立場や上状況が変われば一瞬にして変わる曖昧な定義、そのような表記すらも軽蔑してしまう反抗的な要素は水瓶座なのだと思われます。

太陽火星はどちらも男性天体であることから、現象としては男性に対して攻撃的にでます。サインが水瓶座なので、権力駆使するタイプには徹底的に反抗しました。(今もしてしまいます)知り合いから男性に対してトラウマでもあるのではないかと言われたことがありますが、思い当たることはなく、仮にトラウマを持っていたとしても日常生活で困ることは何もないのだから、わざわざ過去に戻り自分の感情と向き合う作業を陳腐とさえ感じてしまうのはコントラパラレル(火星冥王星)。ニュースレターやSNS発信で「変態」ワードを使いたがるのも、この徹底ぶりのパワーの揶揄だと思います。人生を切り開くための活力行為以外を、無駄だと決めてしまうのもこのコンビネーションからの影響でしょう。

月木星コンジャンクション


コンジャンクション続きで、次は月木星です。
こちらもパラレルでさらに強調されます。

太陽火星(冥王星)のコンビネーションは女性にしてはかなり強いエネルギーとなりますが、この強さを緩和するような月木星の緩和作用によってバランスがとれているのだと思います。親しくなってからよく言われるのは「怖い方かなと思っていたけれど、意外と鈍臭くておもしろいんですね」です。誤字脱字を何度見直しても、未だに直りません。木星は保護として働くので若い頃はオバサンに、今は40代、ごく最近は次世代の30代女子に気にかけてもらえるようになりました。

ただこれも、私が木星の先生という肩書きを持っているからで、この木星の肩書きを持っていなければ次世代に気にかけてもらったり、介護してもらえることはないと思います。肩書きを持たないのであれば木星は、木星期の年齢である45歳からの10年間に中年の危機によって人生路線変更し、自分なりの思想体系を持って「人生は55歳から✊」マインドで生きることによっての尊敬を得たい。木星が示すのは、感謝が含まれた社会賞賛です。(賞賛という言葉からオーバーに捉えすぎないようにしてください)この月木星アスペクトを持っている方は(コンジャンクションでなくても良い)木星期の10年間励まれてくださいね。

月木星コンジャンクションは、別の読み方をすれば心の大きな隙間です。例えると、玄関の鍵をかけずに寝ている状態。どこか抜けている頼りなさ、緩さ、アバウトさ。サインは牡羊座で、自我欠損ゆえに自分のことには無頓着で記憶なし。月木星だけが強調されているのであれば、緩いだけの人となりますが、太陽火星のコンビネーションと相なって、強さとゆるさが同等エネルギーによってコラボレーションされているのだと思います。

自分のネイタルに補完し合っているアスペクトがない場合は、パートナーや子供、または他者が補完作用をもたらしてくれます。自分の好き嫌いに関わらず、似たタイプばかりと長く付き合うようになるのも、こういった宇宙の采配からなのでした。

では、アスペクト編、次回に続きます。

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