13 7月 パニック障害。土星の学びは深かった
皆さま、こんにちは京都アグ二の金子元美です。リライト記事を贈ります。 埋め込みが見つかりません。 https://kyotoagnih.com/2016/04/16/panick/ 考えるほどチキンハートに 考えれば考えるほどチキンになるハート。○○なったらどうしよう○○したらどうなるんだろう死ぬかもしれないまだ娘は小さいんだよー こういった思考癖がついて、グルグル頭のなかをすごいスピードで回り続けていました。 占星術から考察しても、プログレス月がICに到達するのはまだ先。体を動かさないと思考がグルグル目まぐるしく走り出すので、体を動かして疲れる作戦に出ました。 火星を使って走るぞ 過去に走った経験ナシ。運動嫌い。なのですべて自己流。 日に日に距離が伸びたけど調子こいて膝痛める。 なので途中からウォーキングに切り替えました。 一日1万歩以上。 森が茂る近所の神社まで、雨降り以外ほぼ毎日は2年間、後はタラタラと3年間続けました。この森には感謝しています。たくさん、私の心を洗ってもらいました。 この5年間に療法を試みたのは 早寝早起き腹八分目ホメオパシー療法腸をきれいに保つ冷え取り腹式呼吸神社巡りミソカモウデ写経点描画山歩き 当時は電車にすら乗れなくなり、娘は幼稚園児。車で送迎しなければならなかったので、毎日戦いでした。ハンドルを握るだけで手が震えて、手足の先から急激な冷えとしびれが襲ってくる。事故してはならないと思うと、緊張マックス通り越して、脳の血管が切れそう。 車で15分ほどの道のりを、何度も停車しながら通い続けていたある日、雪で道路が一時封鎖となりノロノロ運転しなければならなくなったとき、車内に閉じ込められる状態になって気が狂いそうになりました。もうメンタル限界。 ママ友に隠すのをやめよう、と思いました 私、パニック症やねん 発作と戦いながらヨタヨタと幼稚園に着いたとき、一番最初に会ったママ友に「手を握って!」といきなり叫んでお願いしました相手はキョトンとしながらも、手を握ってくれたんですね。 息絶え絶えになりながら「実はパニック症でああでこうでと・・・」震えながら今の気持ちを話したのです。勇気をふり絞って。そうしたら、一生懸命に聞いてはくれるんだけど、動じなかったの。そのママが。大木のように心が1ミリも動いていなくて、かといって無駄に心配もしていない態度だったんです。 その態度にものすごーく安心できたんですね。 私と一緒になってオタオタされたり、オーバーリアクションされたら辛かったと思います。 パニック症のときって相手のことを気遣う余裕なんてないし、私が陸に上がった魚のように息がパクパクしかできないから無様な姿も見せなきゃならない。 相手は大木(・∀・)すぅーっと気持ちが落ち着いたんです。 今から思うと発症して初めて、心が落ち着いた瞬間かもしれなかったです。 それからは、もう会う人会う人に言う言う。 「私、パニック症なのーっ」 「陸に上がった魚のように口パクパクしちゃうからねー」と。 私の肩書パニック症 知らんかったやろ?私パニック、パニックパニック症やねん! 私の肩書きみたいに言いまくりました。 人によっては反応はさまざまだったけど、言うことで少しずつ恐怖から開放されたような気がしました。 そんなときに、電車でママ友たちとお出かけする企画が持ち上がりました。その頃は、症状に対して客観視できるようになっていたので、自分を試すチャレンジで行くことにしたのです。 皆で7人ぐらいだったかな・・・それぞれがおしゃべりに夢中になりだした頃、何となくヤバい感が押し寄せてきたんです。 目の前にいたママに、「手を握って!とお願いしたら、そのママね(以前に握ってもらったママではないです)私の手を自分の両手で挟んで、自分の胸にグッと力強く引き寄せてくれたんです。 この瞬間、心が溶けた。そのママは横向いて平然と他のママとおしゃべりしてるの。 おかずの話を。(・∀・) もうね、涙出そうになっちゃって。 今まで私は何をひとりで強がって生きてきたんだろうと、自分がバカに見えてきました。 弱っちいのに、強く見せようとして力もないのに、何でもデキるふりして。 私が素直に求めたら、すぐこうして手を握ってくれる人がすぐそばにいるやんか、と。これまでシングルで生きてきて仕事をしてきて数年間に、なんとも私は頑なで見栄はりなツマラナイ女になってしまっていたのかということも気づかされました。 星が教えてくれたこと 時間は、容赦ない現実を見せてきます。女性にとってはできれば見たくない認めたくないものです。 私の場合は、老化、更年期障害となって、これまでできていたあたり前のことができなくなってしまった現実を5年間ほど体験しました。 その土星が通過した場所は1.2ハウス私自身と私の価値観の部屋です。 シングルマザーの時も経て、好きなことを仕事にできた自負がどこかにあり、がんばれば、努力すれば何でもできるんだという傲慢さがあったのだと思います。 できないのは言い訳弱さなのだと思ってた。 それまでは自分で何でもしなければならないと思っていたしSOSのだし方もわからなかった。 そんなくだらない思考癖。 それを冥王星は見事に死に追いやり目の前の現実世界を図る水星基準を本当に180度ひっくり返してくれましたよ。 人への見方も大きく変わりました。 今の自分をそのままを受け入れられるようになった頃から、症状は少しずつですが和らいでいったように思います。 野口整体と瞑想 体は脳よりも記憶しています。 発作がよくでていた季節や、その頃を思い出させる匂い、冷えや動悸を感じると、引き戻されることが何度かありました。 自分の感覚で8割方完治しているかなと思えた頃に野口整体と瞑想に出会い、体にこびりついていたパニック障害の記憶から加速的に抜け出すことができました。 完治していえることは、恐怖は、記憶が創りだしているということ。思考癖が、パニック障害をつくったことも実感できました。 去年の秋に一人で電車に乗り、目的地まで途中下車することなく到着することができました。 ひとりで電車に乗るあたり前のことですがうれしすぎて電車の中で泣けました。 人が見ていたけれど涙をぬぐうことなくたっぷりとうれし涙を流しました。 泣きたかったから見知らぬ人に黙認してもらうことで他人に甘えました。 土星が教えてくれる学びは、これまでてせきていたことをできなくさせる制限をかけてくるけれど、それ以上に与えてくれるものが大きくて、私を大人にしてくれたように思います。 土星は本当に人生の先生です。(2016/4リライト記事です) ...