本日がお誕生日の方
おめでとうございます。

7/20牡羊座下弦月を送ります。

ASC牡牛座


ルーラー金星ハウス木星スクエア

私の自己価値を知りたい金星は、精神世界や魂分野に惹かれ、目に見えない世界から可能性を探ろうとするでしょう。現実味はなくても、確かに作用していることを身体から感じる金星は、善意に溢れた光の世界を知るほどに木星で華美になりすぎていることすら気づかず、何もしなくても助けたり、また助けられたりの作用が天から働くことを期待してしまうのは、1.7ハウスインターセプトだからなのかもしれません。

1ハウスには火星があり、自力は隠れたままです。

牡羊座の下弦月サビアンは「落胆させられた大聴衆」

肉体に入りきっていない牡羊座は、他者の反応(天秤座)によって自分を確認してきました。度数も牡羊座の終わりにあり、牡牛座に向かう準備に入ります。身体感覚を自己認識として使えるようになるために、牡羊座は他者の反応に応えることをやめて、自分が本当に望むことを実行に移していきます。たとえそれが誰にも期待されていないものであっても、聴衆を落胆させる行為ができて初めて、牡牛座にむかえるのでした。

蟹座太陽ポカホンタス


一方の太陽サビアンは「現代の少女ポカホンタス」

ポカホンタスは、蟹座のインディアンの部族に白人男性を招き入れ(獅子座)恋した少女です。部族にとっては家族や伝統が分裂してしまう行為であり、ぶつかり合い、全ての関係性が不穏な空気にも包まれていくでしょう。(蟹座から獅子座へ)蟹座の水の中へ獅子座の火を投げ入れることで、新たな可能性を導く行為を示しています。蟹座は活動サインで内部活動は活発ではあるけれど、水サインは単独では動きません。家族や仲間、もしくは水の情感でつながった人を介して大胆なことをするのです。(獅子座の火)

今回の下弦月に冥王星がハードアスペクト。

前回の7/14山羊座満月では「終わり」を告げられました。満月の満ちた現状の終わりから、下弦月の冥王星の終わり、死滅。山羊座の土星の終わりと、冥王星の終わりは次元が違うので、意識での死を示します。今回の主要天体は全て活動サインで、ハウスもアンギュラーハウス。月は周囲の期待に応えないで、太陽は死滅を防ぐために全くこれまでになかった要素を内部に招き入れ波乱を起こします。それは、生き延びるために。死から生へのプロセスを、私たちはこの月の小さなサイクルで体験します。

アンギュラーハウス


ネイタルのパーソナル天体が下弦月とリンクする方は、両親を通して自我(パーソナリティ)を確立していく促しが働いています。両親との関係の見直し、または幼少期から抱えている不安を解消しないと、自分を立たせることはできないし、どこにも根を張ることはできないでしょう。また社会的地位を獲得していたとしても、また安住の地に住んでいたとしても、長年内部が変わらないままでいるのであれば、このまま過ごしていても死滅するだけなので、火の要素を迎え入れ荒立てなければなりません。(活性化)事を荒立てれば、別れを避けられない場合もあるでしょうけれど全ては、次の世界へと移行するための手放し。可能性を探るため。

今回の手放しが結果的に、人生の活性化を図り、生き延びる道へとつながっていくのです。

カギは牡牛座の火星


下弦月は手放し、無に返していく作業で、それが次回の新月にと繋がっていきます。

度数から考察すると、次のサインに向かうための準備。そのための手放し。主要天体がアンギュラーハウスに、サインも活動で冥王星がコンタクトしているために物事は分かりやすくハッキリスッキリ、またサッパリと終えていくことになり、展開もスピーディで分かりやすい形で進んでいくでしょう。(特にネイタルの主要天体が活動サインの方)

パーソナリテイが曖昧で私の太陽もぼんやりとしたままの方は、今の自分の社会の立ち位置、心の棲家など自分を支える人生軸がどこまでハッキリと立たせられているかを振り返りましょう。内的な思いと、外側の世界のマッチング。アンバランスだとしたら、ご両親との関係性、または自分で作った家族や仲間関係から学び再構築することが必要でしょう。

再構築するにはインターセプトから、また今回の下弦月の天体の偏りから火星を使うことが促されています。牡牛座の火星。私にとって大切なもの、私の本望。それを発掘し、見出し、私だけのペースで着実に進んでいくことです。周囲の期待になどに応えずに、沈殿した腐らない水(心の居場所)に住み続けるために、あえて波立たせ、ゆすぶりをかけていくのです。

それでは豊かな下弦月をお迎えください。
次回は、29日の獅子座新月に✋

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