6/7初版の追記
今回は肝心要の「チューニング」について。
(補足シリーズは転載禁止です)

本著ではページ数により詳細を書けなかったので
ブログや講座でお伝えしていきます。

チューニングとは


リーディングするにあたって、基礎で学んだ学習内容をそのまま当てはめても、すぐに行き詰まります。その理由は、意味だからです。象徴の意味を基にして、その人のDNA、過去の体験による天体の獲得法、今の意識をチューニングしなければ、象意をどれだけブレンドすればいいかはわからないし、リーディングに慣れたとしても結果的に繋がりのないチグハグな詠みになるでしょう。

これをホロスコープ全体から読む
統合、といった表現になります。

基礎学習で学ぶ意味は、パーツです。

さまざまなパーツを並べるとき、パーツをつなげる接着剤なような働き方をするのがチューニングです。

この接続部分の接着剤は3滴必要だけれど、こちらは1滴でいいとか。上記に書いたDNA、過去の体験による天体の獲得法等は相談者に直接質問してもいいけれど、さほど多くを聞かなくても言葉の表現法にその人の心理は現れています。これは現場体験を増えていくと、自然とわかるようになります。これは心理を裏読みする、探りとは違います。裏読みするといやらしさが出て、その結果、自分の思い込みを強くしてしまいます。心理学を学び臨床体験の少ない人が、その人の全てを知ったような口ぶりで話すのと同じです。

天体が10、サインが12、アスペクトによって連続的に無限の幾何学模様が作られていくように人生は多面体で、私たちは誰もが多重人格です。関わる相手や場面によって現れる自分はは違うし、コロコロ変わる。

人生においては、意識が未来を決め、ヴィジョンが可能性を広げ、それを感情が邪魔をします。

この複雑極まりない私たちが放つ
幾何学模様のエネルギー。

これが今、どう働いているかを知覚するのが私たちの五感、素晴らしい人間だけが持つ感覚です。

波動


波動とは、世界の受け止め方(月)思考(水星)によって作られます。波動が変化し続けるのは、動きの速い月と水星が担っているからです。

アジア人の波動は繊細で、特に日本人は微細です。

レイキ発祥も日本からということも深くうなづけることですが、逆輸入してから広まったというのも日本人らしい現象です。もともと自分の足もにとある価値に(本来から備わっている)気づきにくい性質を、ここでも表しているのではないでしょうか。

波動の繊細さは感受性の繊細さと同義でもありますが、月である感情に繊細になると溺れます。私情が入り、共感を癒しとすると、リーディングはただの慰めにしかなりません。アカシックと同様に、私情や自分の価値観から離れ、占星術基礎をべースにしてある程度のところまでは思考でまとめて、後は相手の波動を感じてみる。ホロスコープに示されている象意が、相手の今放つ、エネルギーとどのレベルで重なり合っているのかをチューニングします。

文字で書くとむずかしい作業のように感じてしまいますが、体感すれば一瞬のこと。続けていれば誰にでもできます。

誰にでもできる魔法


「誰にでもできます」は、ある日、一瞬にして体験できるということです。

この表現の落とし穴は、始めたらすぐにできるという思い込みでしょう。

魔法は一瞬。

この一瞬の魔法をかけるのに、私たちは長年修行します。ノウハウ化された方式を当てはめたところで意味だけで読むのと同様、すぐに行き詰まってしまうでしょう。なぜなら、固定化されないのが私たち。エネルギーとは揺らぎなのだから、決まった型に収まり続けるはずもなく、またノウハウは私以外の人も使うので、コピーされてすぐに廃れます。

修行とは学びです。

苦行を続けるのではないし、気づきによって起きる、知る喜びに満ちた連続であるべきです。嫌々取り組んだところで何も得るものはないのだから、2年続けて自分には合わないと判断したなら、潔く手を引いて道を変えるのが賢明でしょう。エネルギーは影響し合うので、良くも悪くも相乗効果を起こすため誰かがチューニングできるようになると連鎖します。エネルギーの広がりを実感するほど強くなり、時間感覚も変わっていくようになります。

ここを一人でやるとしたら相当数の現場体験が必要で、リピーター数が少ない一度限りのリーディングだと、経過を知ることができないので軌道修正できず、また誰も苦言を呈してくれないのでステレオタイプな表現を繰り返し、お金換算でしかなくなっていくでしょう。

グループでの学びは、共に学び続けることで高い方へも引っ張られるし、低い方にも引っ張られます。高く目指すばかりでは本望から外れていくし、低く留まり続けると変化は起きず居場所確保するだけになります。継続はしていても中身が希薄だと、そこでの人間関係の抑圧を自ら作るようにもなり、本来の学びからは大きく外れていくことになるでしょう。パーソナルレッスンはパーソナルレッスンのメリットがあり、グループレッスンはグループレッスンのメリットがありますが、どちらにも共通していることは、エネルギー交換をどれだけ深く、広く行うかです。

水瓶座時代のリーディング


アカシック同様、意味つなぎだけでは限界がすぐにも訪れるでしょう。何より、記憶量ではAIには勝てません。基礎を学び、その上でDNA、過去の体験による天体の獲得法、今の意識を体で感じてチューニングし、そして全体を統合していくリーディング。

これまでは相談者の質問に対して、占い師が答えてあげる、といった主従関係が主流でした。これからの水瓶座時代は、相談者と一緒に創造する共同作業に変えていくスタイルに変わっていくと思います。私が相談者の感覚になって、相談者の言葉を借りて(価値観)、現在から過去をどのように価値づけし、今のエネルギーを確認してもらうためのナビゲーターでしかありません。そしてその後に今のエネルギーから、どのように天体を使えることが可能かの共同創造。

月をどのような心の在処にして
水星の気づきをどのように応用し
金星の自己価値づけをしているか。

太陽の意志が明確でなければ火星はマトモに動いてはくれないし、木星土星も社会体験不足だと、トランジット順行だ逆行だといっても、社会の波に乗ることはできません。せいぜい社会の抑圧からどう逃れようかといった、タイミングを測ることにしか思考を巡らせなくなるでしょう。何より社会は戦術も必要です。それは理念とセットで動く木星の働きです。幸運を示すばかりが木星ではないし、スピリチュアルの霊的な働きかけだけで、どうこうなる領域ではないのが社会です。

エネルギーは揺らぎなのだから、私たちは声にしていない、文字化されていない時代の集合無意識によっても影響を受けます。

エネルギーを太く、強くさせていくことができればリーディングも抽象的でなくなり、現実生活に木星以降の天体も有効に使えるようになります。読み手側、聞き手側の波動が一致するほど、進化の螺旋階段を駆け巡るエネルギーも増していくといった考えで、私はチューニング占星術をお伝えしています。

占星術はスピリチュアルを理解する上で、外せない基礎概念です。占星術も然り、アカシックも然り。クラス募集はニュースレターにて。

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