皆さま、こんにちは
京都アグ二の金子元美です。

今の私にはすっかりなくなってしまった感性ですが、苦しい心情を抱えておられる方は読んでみてください。ご参考になれば幸いです。2017/6リライト記事です。

愛しはじめると苦しみが襲う


愛すると、さまざまな感情がわいてきますね。

愛するほど苦しくなる
恋人がいるのに不安になる
幸せを感じるほど怖いとか。

その他、諸々ありますが、この苦しみをもたらす根本にあるのは、愛するがゆえ相手を失うことの執着心でしょう。

自分の執着心に気づくと
自分の魅力のなさ
不甲斐なさばかりに目が向き
自己卑下がはじまります。

執着心と自己卑下のスパイラル

ここにはまると、なかなか抜け出せなくなり、色気も運気も確実に落ちていきます。

なぜなら人生の主役は(創造主)
あなたでなければならないから。

他者にすり替わってしまえば
魅力はなくなるわ
ツキは落ちるわ
ツヤもなくなるわで散々ですよ(・∀・)

恋愛相手を、自分の人生の創造主にしてしまうのは、人生を乗っ取られたのと同じ。私が私でなくなっていくのです。

占星術からみる愛の金星


愛の星、金星。

古典占星術では金星は月でもあり、魚座の支配星でもありました。魚座の金星はイグザルテーション、海から上がったヴィーナスで品位が高いのです。

魚座=海王星
愛は見えませんね。

信じないと所有感覚はない
実態のつかめない心の状態です。

金星が象徴するのは、価値観や自己価値でもありますが、ここでは愛として取り上げます。

結論から書きます。

愛で苦しむのは、あなたの自己価値を確認させてくれる作用です。

苦しむほどにあなたのセンスが磨かれていくので、喜ばしいことではあるのですが、本来はこのエネルギーを思春期から25歳くらいまでの間に、金星欲求をある程度消化して発達させておかねばなりません。

でも今はお仕事優先される方が多く、いい男もいない。出会いもない、とくれば恋愛体験が少なく、金星意識を発達させられていない方が多いように思います。

外側だけをいくら美しく飾っても
ハートで感じないと
金星獲得していることにはならないし

仮に恋愛をいたとしても
自己表現をすることなく
愛されることばかりを求めているのは
ただの恋愛ごっこ、一人芝居です。

恋による傷つく体験と同じように
喜び体験も当然必要だけど
傷ついた月を持っているなら
自分を素直に表現できないでしょう。

ブライドや自意識過剰なタイプも
愛を謳歌できないし
思考で恋愛していると
金星は発達させられないのです。

愛は、感じるままに、です。

思春期から25歳頃までの金星期に金星意識を発達しないと25歳以降は、社会的なルールや価値観が邪魔して、さらに自分を出せなくしてしまい、未消化な思いが45歳から55歳にかけてリベンジ戦へと持ち越されます。

自分の感性を存分に発揮できる仕事や趣味を見つけられる人は、センスを通して社会活動へとつなげられて承認要求が満たせるでしょう。

お金と時間があまっている主婦は浮気相手によって金星欲求を果たそうとするだろうし、金銭の未消化な欲求があるなら散財をしてクリアしようとします。

ただ、このどの体験も悪くはないと私は思っています。要は、私の金星を満足させて発達させるためのプロセスだからです。

執着心や自己卑下はどこからきているのか


執着心や自己卑下は、どこからきているのでしょう。

まず、こういった感情をマイナス、悪として捉えるのは、やめましょうね。

愛の反対は無関心です。

愛しているから怒るし
愛しているから執着してしまう。

ここをエエカッコして蓋する人ほど、後から厄介な不完全燃焼な思いを一生抱えて生き続けることになるので、後々ダサい、年齢を重ねるほどくすみますね。

一人の相手にとことんはまり込むことで、新しい自分に出会います。ここまで執着してくださいね。笑

心では苦しい
離れたいけど離れられない

苦しみが続いていても潜在意識の深いところで、あなたがあなたとして生きる力を得るための養分を相手から吸収しているのです。

目の前の現実生活ではいろいろな問題があるように見せかけてきますが、結局は自分の中にしかありません。まだ出会っていない自分を知るために、相手にとことんはまり込んでいくのです。

執着や自己卑下しやすい人は
経済的な自立や精神的な自立を
果たせていないことが大きく関与しています。

今、あなたが苦しんでいるとしましょう。

その苦しみの中で
もし私が
自分が経済的な自立を果たせているなら

もし私が
精神的な自立を果たせて自由なら
この人をこのように愛するだろうか

執着心や自己卑下するだろうかと
自分に問うてみてください。

もしあなたが
経済と精神の自立を果たせているなら
愛の苦悩も若者の恋心のような
軽いタッチのようなものに変わると思います。

精神的な自立が果たせていないのなら
私たちが初めて出会う
男性と女性原理である両親

あなたとご両親との関係性を振り返ってみましょう。

意識している間はニセモノ


愛するがゆえの執着心や、つい自己卑下してしまう心理は、愛を獲得していない実感のなさです。

両親から愛された実感がないと、大人になっても心の雛形がそのままなので、その雛形を通して現実世界を受け取るようになります。

心の印象は過去のまま。

仮に両親に愛された実感がないとしても、もうエエ歳した大人になれば心の印象を変える努力をして自力で克服するしかないのです。

これを変えないとありのままの現実は見れないし、金星は昔、魚座の支配星だったように、実態のないのが愛なのだから、これは信じるしかないのです。そしてこの信じる気持ちとは、結局は自分を信じる気持ちに通じていくのですね。

海王星は無意識なので
健在意識では自覚できません。

要は意識している間は
獲得できていないということなのです。

例えば、信じるといったフレーズを多用する人ほど、不安でいっぱいだということ。信じている人は、信じるとか、信じていないとかすらも意識しない。

幸せで普通
愛されて普通。

自分にとって普通のあたり前状態を、わざわざ考える人はいませんね。それと同じ心理です。

大人なら自力で


この記事を読んでくださっているあなたが何歳かはわかりませんが、たぶん私よりは年下でしょう。

そして、何歳から大人というのか
これも
正直なところわかりません。

大人のわたしと、子供のわたし
これは80歳になっても同居していると思います。

子供のわたしを眺めている
大人のわたしが常にいれば
愛するがゆえの苦しみや
失うことへの怖れから生まれる執着心や
自己卑下すらも楽しめるようになります。

楽しめるようになったその先に
どんな光景が広がっているかはわかりませんが
確実に言えることは、ひとつ

そこには何にも
左右されない自分がいます。

追いかけるのは
相手の気持ちではなく
自分のフィーリングだけ。

自分が何をしたいか
自分がどう生きたいか
主軸はここだけです。

自分の願いを叶えてもらおうと
自分以外の誰かに求め
期待している間は
ずっと苦しみが続きます。

相手に願う間は
欲しい欲しい👻になっていて
実は誰も愛せていないのかもしれません。

魔法の言葉


愛に溺れて、冷静な判断を失わないための魔法の言葉があります。

私自身にも、この魔法は効果絶大でした。

私を悩ます相手

そんなエエ者か?

大したことないんとちゃうの?

私を私のまま生かす

懐があるんかいな?

是非、試してみてください。

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