自由に生きたい。願っていても土星で抑え込む蟹座新月

皆様、こんにちは
京都アグニの金子元美です。

本日がお誕生日の方、おめでとうございます。

真の豊さを願う大人の女性に贈る新月詠みをお届けします。

今月2回目の蟹座新月で
土星とはパータイル
とても強く働きます。

それだけ蟹座のテーマが繰り返されるということで、初回は日食でしたから半年間は繰り返されることになりますね。

2ハウスとは私の生まれ持った資質
8ハウスは他者間での価値利用です。

生まれ持った資質を自分で認め、自己価値を使うことができればどのような環境になろうとも命むある限り生きていけるのですが、私たちは自己価値を間違った認識で捉えていることが多いものです。

占いからは離れてくださいね。占星術は自己探求の修行行為です。

新月は蟹座の最終にあり
獅子座に行きたいのです。

自由に生きたい。

そうは願ってはいても安定を求めて、社会枠に自分を押し込めてしまうようなものでしょう。

占星術リテーィングを例にとると、私なりの詠みをと言葉を紡ぐにも最初に習った規定の解釈内に収めようとし、お決まりの天国言葉で最後を締めくくるようなものでしょうか。

オリジナルを加味しようとしても、誰かの発信内容を無自覚にコピーし続けるなら私の2ハウスは育たなくなります。

今回の新月は、蟹座から脱出するきっかけをつかむことが目的です。

このヒントとなるのは
蟹座のルーラーである月

あなたの中の恐れや不安など、押し込めても押し込めても月から這い上がってくる下意識からの不穏な予感です。

私は平気、大丈夫と自分を騙そうとしても自分は知っています。真夜中になればこの予感は復活してくるでしょう。

人によっては他者への嫌悪や憎悪として現れたりするかもしれませんが、どちらにしても月は無意識なので得体の知れない漠然とした予感が、不安や心配として自覚することになるでしょう。

次は土星から考察してみます。

土星は無駄なものを削ぎ落としカットします。

そうやって本質だけを残すのですが、逆行中は過去の成功体験による栄光や私を縛りをかけていたルールなどを削ぎ落とします。順行の準備として、社会で通用する新たなペルソナも発掘していかねばなりません。

これからの水瓶座に向けた土星の社会ルールは各個人の価値観によって決められていく時代ではあるけれど、社会にアプローチできる新たな肩書を手に入れる必要があるのです。

自分の器に見合った
等身大のペルソナです。

私たちは他者の評価は関係ないと口では言いつつも過剰反応しているものだし、等身大と言いつつも自分からかけ離れた理想を描き続けています。そんなものは関係ないとバッサリ削ぎ落とし切ってしまえば、需要と供給も生まれません。

技術だけを磨き続けていれば仕事が成功するほど山羊座社会は甘くないし、真面目に生きてさえいれば幸せな報酬が返ってくることもありません。

集団の社会生活の中で他者から認められ自立できないのであれば、過去である慣れ親しんだ月に留まり続けることになるのです。

新月に海王星トライン

海王星は奉仕精神やスピリチュアルといった解釈も含まれますが、天体エネルギーの階層から考えても土星世界を確立後になります。

土星の土台ができていないのに海王星に浸ったところで根腐れしていくだけだし、一見成功したように見えても砂の城のように時間の経過と共に崩れ落ちていくでしょう。

土星の削ぎ落としを徹底的に行うなら、海王星の神聖なるスピリチュアルを守るためには隠遁生活が私のステータスとなるのではないでしょうか。

わかりやすく単純に書きます。

人間の誰もが持つ悪魔のような野心にまみれた社会で成功し不労所得者になってから、田舎に引っ込み野菜作って近所の人にタダで配るような生活ですか。

こういった立場になってから初めてお節介ではない奉仕精神を獲得できるのだろうし、2ハウスが示す自己価値の再利用ができるのではないでしょうか。

神聖さを守ろうとする意図が
社会生活からの逃げなのか
やりきった傍観からか
そのどちらなのかです。

それによって個々の信じる力の強弱、申請なる海王星の真実の愛に気づくことができるのでしょう。