こんにちは!

私の太陽を生きる、京都アグニの金子元美です。


現実生活で活用できる占星術解釈をお届けしています。
人生は55歳から、に共感できる方はご参考にされてください。

今回お届けするのは「火星」です。

火星エネルギーとは


自立とは、独力
自分の力に頼って修行することです。
(Google先生より)


火星の年齢域は35〜45歳までで、この時期に当人がどれだけの火星力、自力を発揮したかによって火星の読み方も当然変わってきます。トランジットから受ける影響も同じくで、火星が〇〇座だから〇〇座のようになになる、とは限りません。

自分が持っている周波数と同じレベルしかキャッチはできないし、扱うことができないのです。

火星は太陽の道を切り開いていくエネルギーなので、社会活動が大前提です。

火星期の年齢域に自分の能力をとことん社会で発揮し、勝った負けた体験を通して私たちはパワーバランスを学びます。

この時期に肝心なことは、勝ちを目指し、負け体験の後に再び火星力を取り戻せた人は、勇しく生きていくエネルギーに満ち溢れるということ。ここに他者の存在は考慮されません。

「やりたいからやる」

果敢さを持つ火星は、孤高とはセットです。

つるむなら同志とだけ、感情共有だけを目的とする人とは繋がらない。未来へ向かう協力体勢は惜しまないけれど、見定めている方向性は私の太陽なのです。

そして何より自力の火星を獲得できたなら、次の木星期(45〜55歳)では他者に対して嫉妬心を抱くことなく、偽善心からでもなく、純粋で寛容に人を応援することができるようになります。

勝ちを目指したこともなければ負け体験もない火星は、愛の共有だけを求め、自攻めに他責、イライラが募れば自分の月のテリトリー内だけで消化させようとするでしょう。

ネイタルの火星逆行の特徴


ネイタルで火星逆行天体を持っている方は、自力を発揮する場をなかなか与えてもらえない特徴を持ちます。

自分では忙しく動き回っているつもりでも、与えられた役割をこなす予定に振り回され、自分の人生に対する冒険心やチャレンジ精神を養う機会を奪われてしまうのです。

この忙しく動き回る起因となっているのが、私の太陽の目的なのかどうなのか、ここを見極めなければなりません。

周囲のリクエストにただ忙しく動き回って応えようとしているだけなのか、それともリクエストに応えることが私の太陽の目的なのかどうかです。

ここをゴッチャにしていると、火星のドライブ感は実感できないでしょう。

また人によっては、男性に対するコンプレックスを抱えている場合があります。

女性としての性的な部分をふさわしくない場で求められた体験により、その人の金星(他力)と火星(自力)がアンバランスなまま置き去りにされてしまい、必要以上に警戒心が強くなったり、人前に出ることを避けるようにもなるでしょう。

火星逆行生まれの方は、トランジット火星の逆行中はチャレンジ精神が旺盛になります。いつもならできないこと、過去2年単位で積み重ねてきた欲求を行動に移せる時となります。

牡羊座の無自覚さ


牡羊座は一番目の始まりのサイン。

だからこそ本能的で直感的、自分の内側で感じる感動や興奮によって初めて、生きている自分の存在を確認することができます。

そして始まりのサインゆえに無自覚
(1ハウスにある天体も同じ性質を持ちます)

無自覚なために、自覚して成長させるまでにとても時間がかかりるといわれていて、牡羊座(1ハウス)を知るには天秤座の他者(7ハウス)である写し鏡のパートナーが必要です。

でないと独りよがりが増えて、それを自由と勘違いし、そのことにすら無自覚なままでしょう。

牡羊座は思考が働かないサインなので他者を通して私を確認し、私と他者の違いを通して生きる法則を本能的に取得していきます。

なので言葉では説明できないし
自分だけがわかっていて
自分だけが使える知恵のようなものでしょう。

私と相手の違いから学ぼうとするのは
自分が生きていくため、です。

本能と直感の実態


私たちは安心で安全な暮らしを過ごしているが故に、本能が発動する場面などほとんどなく、この純粋なエネルギーと出会うことは少ないものです。

仮に出会えたとしても、本来のパワーには到底及ばない微弱なものではないでしょうか。

直感も同じくで、私たちがよく使う直感で決めたというのも月の気の迷い(感情)が多いように思います。

小さな選択の直感に迷いはないけれど、大きな選択には常に迷いが生じます。これも直感や本能を通り越して、思考が働いてしまうからでしょう。生死を決めてしまうような瞬間でないと、本能と直感は作動しないように私は思うのです。

本能と直感の実態とは、野生動物が持つような粗野で荒々しい誰も手なづけられるものではないはずだし、それほど瞬時に発動するエネルギーでしょう。

実際の話
生死を脅かす自然災害に遭った時、性欲を異常に感じる男性は多いと聞きました。(子孫を残すため)震災後に、結婚が増えるのも私たち人間が持つ生命の本能によるものでしょう。


野生動物から考えれば、飼い慣らされてしまうと本能と直感を失い、寝そべる時間が増えてブヨブヨの脂肪をまとうようになり、飼い主の顔を伺い続け臆病になっていきます。

2020年の火星逆行


2020年は、火星が牡羊座に半年間ほど留まり火星逆行も続きました。

本来のサインにある天体はとても強く働きますね。あなたはどのように体感され 、社会活動に参加されたでしょうか。


私たち女性のほとんどは火星力を使って生きていないのが現実なので、火星(本能)を思い出す、自力を身につけ始めた、というリーディングが正しいように思います。

2020年はコロナによって命の危機を感じた人もいただろうし、山羊座社会の変容により転職はしないまでも、これからの仕事を真剣に考え始めた方も多くいたのではないでしょうか。

昔なら、狩猟=生きる
現代なら仕事=生きる、に直結します。

2020年11/14に火星は順行に入りましたが、火星(本能)を思い出す、自力を身につけ始めた私たちが、これからどのように創造エネルギーの根源である火星を使って生きていくことができるかでしょう。

これは冒頭にも書いたように、本人の獲得具合と、トランジットのエネルギーの組み合わせにより当然に変化してきますが、牡羊座の火星が促すのは、常に自分の頭上にあるエネルギーを創造の知恵に変えられるかです。

牡羊座の特徴は、生死を分ける瞬時にパワフルに働くように、永続的なエネルギーではありません。本能なので、持続させようとすると死にます。この特徴が牡羊座なのです

。実際に牡羊座にパーソナル天体を持つ方は、出だしは調子はいいけれど長丁場になると消耗し枯渇してきます。これを占い記事では、飽き性、猪突猛進と表現します。

発動させて順々に陰陽サインが移り変わっていくように、次の牡牛座で捕獲し自分のモノにして、次の双子座で火星の使いやすくするためのバリエーションを増やしていく、というように進化の旅を続ける中で私の太陽ルートを切り開いていくのです。

まとめ


・自力とは独力(Google先生より)
・自分の持つ周波数しかキャッチできない
・火星は私の太陽を生きることが大前提
・勝ち負け体験、七転び八起き体験が必要
・火星逆行はコンプレックス
・役割に振り回されていると機会を失う
・逆行生まれは逆行時が好調
・牡羊座、1ハウスは無自覚
・牡羊座は天秤の他者から法則を解き明かす
・本能は生死、直感は思考しない時に訪れる
・火星は長丁場は死ぬ
・2020 年は生き残る力の目覚める時

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