本日がお誕生日の方、おめでとうございます。
2/17獅子座満月を送ります。

3ハウスの木星


ASC射手座、木星3ハウス
今ここではない場所へ向かうための足利りを探そうと、木星は情報の海へと帆をいっぱいにはらませ啓示を求めます。

このまま惰性で流されても、すぐに困ることは何もない。贅沢を言わなければ、幸せなどいくらでも見つけることはできるけれど(魚座木星)ただこのままだと退屈で、かといって次のステージへ進むには困難が待ち受けていることはぼんやりと予想できる。(魚座10度)

状況や環境に流されながらも、より高い意識と生活水準を目指そうと、情報の海へと船を進めていく木星です。

5ハウス天王星


木星は天王星とセクスタイル。

私らしい人生を考えたとき、人と違っている自分に喜びを覚えるのなら、それはまだ演出している段階なのかもしれない。

天王星は、社会の中での主観性の回復です。

土星という社会に抑圧や制限を感じ続けているにもかかわらず、真面目であることを自分に強いているのなら主観性がすでに社会に埋もれていることに気づいた方がいい。

不真面目に生きようと唆すのが天王星ではなく、社会生活を送りながらも、その中で個の私を身失しなわないことで私なりの人生のルールを創造できるのではないでしょうか。

天王星は激化も示すように、自分を見失わないためには自身と激化するくらいの対峙も必要でしょう。

「私はこれでいい」と自分への決着の付け方は、情報を頼りにして思考で決めるのではなく、身体五感感からの確かな納得です。(牡牛座・天王星)

獅子座の満月


サビアンは「大きな木の枝にいるくさんの小鳥たち」
啓示を受けたら、これまでの日常感覚は失われ生活の場がアイディアの宝庫となります。

小鳥たちが示しているように気分は軽く軽快さを味わえるけれど、一つに行動を絞り込まずアイディアを次々に描くだけだと感情分裂気味になるといった弊害が起きやすくなります。

例えると
ワクワクやキラキラばかりを求めていると、それ以外を拒絶し、見ないようにするといった感情分断でしょうか。

また満月が入る9ハウスの活動とは、抽象的な概念をどのように整理していくかです。

それにはこれまでの人との深いつながりや人生体験をパズルのように当てはめていくことで、自分なりの生きる専門的な知識に変えいくことができます。私だけの人生バイブル本のようなものですね。

私の内側にある思いをどのように外の世界へ向けて表現していくかが3.9ハウス活動なので、これまで自分が受けてきた教育やコミュニケーションのコンプレックスを自覚しやすい満月でもあるでしょう。

学歴が高いから、専門知識が多いから、知識を知恵に変えていけるといったことはありません。

結局のところ最終は本人の学ぶ力、これまでどれだけ人と深く関わりを持てたか(8ハウス体験)によって大きく変わってきますが、ただある程度の家庭教育、知育教育を受けてきた人というのは、応用力のボーダラインは高いと思います。

私はこのボーターラインがかなり低いので生涯、学びを続けていくのだと思いますが、コンプレックスやストレスがあるからこそ努力の継続力となるメリットを忘れないでください。

太陽3ハウス


太陽サビアンは「切り倒されたのこぎりでひかれた樹木」

大地から切り離された樹木は、自然に依存していないスタンスを示します。これだけだと自然に敬意を払わない、管理能力のなさとなりますが、ここでは自然からの学びと科学的な知識を融合させた、優れた環境適性力です。

太陽は3ハウス

身近な情報を拾い集めたら、個々の応用力によって太陽のサバイバル力に変わります。

誰かをライバル視していなくても、どの環境に遭遇しても生きていける知力の適応力をつけられるのです。

強調される木星と水星


ASCはから木星
満月のサインからは木星と水星が強調されているので、水星をチェックしてみましょう。

水星は水瓶座1度。
サビアンは「予期しなかった雷雨」

人間にとって予期しなかった雷雨は避けたいものでしかありませんが、自然にとっては大地の恵みです。

私たちの理想(木星)が自然(置かれた環境)とうまく噛み合っていないのであれば、目の前の現実は予期しないショックな出来事としか受け止めらないのかもしれません。

ショックを感じるのは、変化を避けた安全な道しか見ず、自我に埋没した狭い世界から現象を捉えるからです。

水瓶座の示す自然と化学を融合させた視点を持つのなら、自分の置かれている環境で起きる自然現象(運命)は受けいられるものだし、未来予知も可能になってくるのではないでしょうか。

獅子座満月のまとめ


満月は受け取りなので、現状に対する満足や不満度はさておいて、今の現実をこれまでの自分の一つの結果として受け取ることです。

自然現象から捉えれば、優劣もなければ良し悪しくもない。ただ、因果で起きた、それだけのことです。

私たちは、自分の好みのものは喜んで手を差し出すけれど、好みでないものは手を引っ込めてしまいます。

今の自分の感情ばかりにフォーカスし、ズルズルと過ぎた過去に引っ張られ続けてしまいがちですが、月で感じて受け取ったら次は水星にバトンしてください。

応用力を使って抽象的な概念を理解するには(水星)月の感情からは離れないと不可能なのだから。

今回の満月で強調されているのは、木星と水星だったように、啓示を受けたとして理想やアイディアを広げるばかりでは(木星)精神分離しか起きません。(水星)

アイディアが次々に出てきて気分が軽く過ごせても、何一つ行動に移さずにいれば日常生活からの逃避となり、結局は獅子座の月のネガティブな側面である、自分だけの世界視点しか持てないその結果、自信を持てないままになってしまうでしょう。

満月のハウスは3、9でした。誰もが持つコミュニケーションや知性への劣等感を越えるために、私たちは学び続けるのだと思います。

その目的は、私の世界を外の世界に繋げるため。これまで生きてきた私の人生体験をまとめて、生きた知恵に変えるのです。

こうやって満月記事を読んでくださるのも、今や占い道具という領域を超えて、占星術が最高に楽しいコミュツールとして他者との橋渡しをしてくれるからではないでしょうか。

私たちは自然と化学の融合である、占星術に魅せられ続けるのだと思います。

それでは豊かな満月をお過ごしください。
次回は2/24日に✋

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