6/7初版、第5章の追記です。
本著ではページ数により詳細を書けなかったので、ブログや講座でお伝えしていきます。
その前に
ネット販売によりお手元に本が届いてから、誤字指摘をいただくようになりました。誤字詳細はインスタに、出版社側の今後の対応はニュースレターにてお届けします。(7月2増刷により修正されました)
では、ネイタル読み
今回は本著の本題でもある「人生は55歳から」の土星について。
サターンリターン
本著の「はじめに」は、サターンリターンの話から始まっています。
サターンリターンとは土星回帰。
ネイタルの土星にトランジット土星が重なる時期をいい、おおよそ28歳頃に迎えます。それまで親の価値観で生きてきた社会ルールから離れて、自分なりのルールを作りその後の人生を生きていくのです。多くの女性は結婚や出産、転職によって生きる土台の力をつけていきます。
土星回帰に必要とする時間を私たちの人生に当てはめると、誕生した子供は大人になり(約28歳頃)家のローンも完済する30年から想像するとイメージがつきやすいでしょう。この長い時間を過ごす間には当然、紆余曲折あり考えた通りにはいかないことを山ほど経験しながら、大人としての責任を社会で果たしていくのです。
シュタイナーによれば、人間は7年周期で節目が訪れるといいます。28年周期の円をホールケーキとすれば、4等分にケーキカットしたらワンカットは7年。増えすぎた無用な要素を削ぎ落としながら人生の土台となる骨組みを調整し、完成された大人に近づいていく土星の促し。土星の輪が示すのは、私の心と魂の枠組み、人生の統合作用なのでした。
人生は55歳から
土星の長い周期を過ごすには、忍耐と継続力が必要とされるので、焦りや勇み足をコントロールしながら6割の力で過ごさなければなりません。フルマラソンを走り切る要領で、2度目のサターンリターンを迎えるおおよそ58歳頃にこれまでの人生成果を見ることになります。それまで描いたいた理想や夢、それがどの程度実現したかを知ることになり、否が応でも等身大の自分を知ることになるでしょう。
本著での「人生は55歳から」
※実際は2度目のサターンリターンは58歳頃に迎えますが、ロゴが悪いのでキリの良い「55歳から」にしましました。
実年齢から考えるともう無理はできないお年頃です。ただ人生80年としたら、残りの約30年余りを体だけを労って生きるには勿体ない。それに私たちは、人生の前半は星の使い方も知らないし、全てが初体験なため要領悪く生きている方がほとんどでしょう。
この年齢になって初めて自分が求めている幸せの形がはっきりと自覚できるし、理想は遠回りをさせることを知っているからもう無駄にハードルを掲げたりしない。人生は55歳から。良くも悪くも自分はここまでと等身大の自分を知っているからこそ、本来の私を謳歌できる人生の始まりなのでした。
土星は太陽のゴール
土星は、可視化できる世界です。
天王星、海王星、冥王星といったトランスサタニアンは、意識世界なので見えません。集合意識でもあるので、私たちの集合意識が時代の流行を生み出し、時代の流れを創ります。それに比較して土星は、現実社会であり地球で生きるストッパー。言い換えると拡大し続ける意識とは別に、肉体の制限によって私たちの現実世界の限界を教えてくれて、生命を守ってくれているのでした。
肉体と精神と魂。
ここをきちんと分けておかないと、意識世界と現実世界をごちゃ混ぜにして、自分が作りあげたイメージ世界の住人になり続けるでしょう。それはそれで悪くはないし当人の選択があるだけ。人生に正解も不正解もないのだから当人が良ければ全て良しとなるのが人生ですが、情報に躍らせさられないためにもこの境界線だけは知っておく必要があるでしょう。
「人生は55歳から」とは別の
もう一つの私が作ったフレーズ、「私の太陽を生きる」
この太陽はどこに向かって生きているのかというと、土星の示すゴールを目指します。可視化できるこの地球生活において私の目指すゴールとは?
まだまだ55歳には遠い方も、40歳頃に迎える中年の危機の路線変更にも役立つ指針だと思われるので、下記の土星表記を参考にされてください。
土星サインが示す人生ゴール
1ハウスの土星
私が何者であるかを理解するために、人生を遠回りします。早く見つけたくても簡単には、自分を分かりたくない欲求を持つのです。長い時間をかけて、やっと私に辿り着けたことを実感できたとき、人生の冒険者になれるでしょう。求めるのは精神性だけです。
2ハウスの土星
私には何ができるのか、この社会で通用する私の才能を獲得するために多くの時間を費やします。仕事を通して、または社会の関係性において自身が愛されることを実感できるようになるまで確かめ続けたいために臆病に、さらにシャイになるでしょう。求めるのは他者を通して知る、自己愛の実感です。
3ハウスの土星
兄弟を通して、または情報を通して私の知性を理解します。コミュニケーションを苦手と感じライトさを許さない傾向があるとしたら、それは自分の判断に自信を持てない裏返しなのかもしれません。険悪な関係性から自分の選択は間違っていなかったと、と確信できた時が人生ゴールでしょう。
4ハウスの土星
情感に制限をかけて気持ちをオープンにしないことで、自分の心理を理解します。育った環境への不満、相手の気持ちに委ねられない自分がいることで他者よりも深く「心」という目に見えないものが見えるようになるまで、感情を安定させることに人生の時間を費やすでしょう。
5ハウスの土星
自分のアイディアはツマラナイといったように、自分が生み出すもの全てを拒否することで創造力が何かということ知ります。創造力の安定供給を図れるようになった時から人生は面白くなるでしょう。人生半ばまでは恋愛や子供に投影しても、最終的には自身に関することだけでワクワクできる創造主になることが人生ゴールです。
6ハウスの土星
安定した労働供給、退屈極まりない作業を続けた先の大きな成果を知ることが人生ゴールです。それとは逆に淡々とした作業を好む場合、それができない人を正し、責める偏狭さによって生まれる強いストレス続きの人生からの自分解放が太陽の目指すゴールとなります。自分で決めたゆとりや許しのないルール解除。それによって人生が彩られ統合されるでしょう。
7ハウスの土星
若い頃に人間関係において苦労を強いられるのは、間違った固定観念や先入観によるものでしょう。何がどう違っていたか、相手への期待や現実世界での関係性の在り方に人生レッスン時間は費やされ人間関係は狭く一筋に、長く変わり映えしない交際を振り返ることで愛を理解できるでしょう。
8ハウスの土星
他者の侵入を許さないガードの固さによって、願いが叶わない人生を体験しやすいでしょう。一線を超えた人間関係。家族以外のごく限られた他人との心の深い絆。これを結べた時に願っていた形とは別の形での夢実現、人生の結果が見えてくるでしょう。
9ハウスの土星
理想と現実とのギャップ。この落差に苦しむことで自分なりの思想が生まれ、尊敬される大人になれるか否かが人生のゴールです。それまでの間は教育熱心さに表れたり、情報を生きた知恵に変えられないもどかしさ、総合的な判断に迷うことで、知性が鍛えられるでしょう。
10ハウスの土星
社会ポジション獲得に時間がかかる人生。個人的な働きや評価を求めている間は結果は出ず、現実の厳しさを体験しやすいでしょう。社会における強い使命感によって支えられるので、それを忘れずに邁進し続け揺るぎない安定さを手に入れられた時が土星ゴールです。
11ハウスの土星
友人との協力関係によって仕事を生み、利益が出せるようになった時が土星ゴールです。それにはまず個人の精神と経済自立は必須課題で、個から私たちへ、集団社会作りへと移行していきます。このプロセスを共有体験することで、希望をリアルに感じ揺るぎない人生哲学も確立できるようになるでしょう。
12ハウスの土星
目には見えない豊かに広がるヴィジョン。それを形にしていくことができるようになった時、自分の生きていく力を実感できるようになるでしょう。それまでは試行錯誤を繰り返す中で自分の無力さを感じることが多いため、自分を癒しながら魂の声に従い続けていくことに忍耐力を使うことになるでしょう。
大人の女性に向けた土星話。
7/3の10時からzoomにてお話会を行います。
あなたの人生ゴール、目指す世界は?
これからの人生を語りましょう。
(著書ご購入者限定)
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