本日がお誕生日の方
おめでとうございます。

11/30魚座上弦月を送ります。

魚座上弦月


上弦月のサビアンは「騎手」
自分一人では決して至ることのない境地に至る様子。サビアンに示されている騎手で例えると、馬を肉体、騎手を意志とすれば意志の力(エーテル体)が拡大し馬がそれについて走った時、これまでの限界を超えたような疾走姿を見せるようなものです。馬は射手座のシンボルなので飛躍的な精神性を暗示し、数え度数では9の隠者。前の8度で思考の限界を超えたら、人生全体から俯瞰した哲学的な理解へと変わるのです。

上弦月は6ハウス
個を育成するための思考、哲学です。24日の射手座新月から始まったの流れの中で、他者が介入し、限界突破まで思考したことで死角から(スクエア)悟りを得るような体験でしょうか。思考し続けている間は苦悩でしかなくても(8度)馬の肉体と騎手の意志が一体化した時、現実を見る視点は大きく変わるのです。

それでは上弦月の背景を一つずつ読んでいきましょう。

6ハウスの月


個人を育成中の月は、6ハウスで日の目を見ることはなく、金星火星とオーブ広めのハードスクエアです。強い執着は持たずとも自分のテリトリー内での喜びと、社会進出へのエネルギーが分割されどちらもつかずの状態。

必要以上に感受性が強いために、要求以上に応えてしまう月。自分個人を育成するプロセスにあるにもかかわらず、秩序立てているようでも無秩序になりやすく、手放すにも過去のやり残し感があるので(火星逆行)今すぐ決断はできず、手探り状態で進んでいくしかないでしょう。

天体が西半球に偏っているのもあり、関わる他者や環境の影響ありきの時期。主導権を持っていたとしても、明け渡しやすい時でしょう。

水星・木星海王星スクエア


木星の社会生活においては有益な働きを見せ、仲間内のテリトリー内では引導していくことができる水星。頼もしい印象すら与え期待が高まりますが、水星から見れば7ハウスの海王星は虚しさです。関わりを持つほど、後から虚しさがやってくる。この虚しさがなぜやってくるのかと考えると、射手座の火と魚座の水の元素の違いから訪れるためで、水星が未来を見据えながら引き上げようとしても海王星は全てを消し去っていくのです。

7ハウスの木星・海王星は一見は優しく頼もしい。そう見えなくても、輪郭の掴めないエネルギーの揺らぎから可能性を後から後から覗かせてくるのです。

射手座の太陽


サビアンは「階段で子供たちを連れている母親」
女性的なサポートの必要性。

階段は急なので(射手座の上昇志向)子供たちが怖わがらないようあやしたり、励ましたりしながら母親は子供たちを誘導しますが宗教的な諭しが強まるほど、摩擦を生み反抗的な態度として現れやすいでしょう。(上弦月)太陽はIC近くにあり、抱き抱えて階段を登りたいほどの情熱を持つ太陽に対して、価値づけされたくない月は反抗するのです。

母と子を、自分の中の母性とインナーチャイルドに置き換えて考えてみるとわかりやすいかもしれません。今回の魚座の上弦月で、新月の流れからの調整を図られてくださいね。

魚座上弦月のまとめ


意志とエーテル体のマッチングによって、飛躍的に思考がグレードアップしていくタイミングです。この体験を得るのは、向かう目的地を見据えながら、これまで他者との関わりの中で限界まで思考した人。意志とエーテル体がマッチングしなければ、疲労感いっぱいで体調不良を起こしやすく、精神も分裂気味になりやすいでしょう。

女性からのサポートによって一人では無理な階段も登れるようになりますが、宗教的な思想、ごもっとも過ぎる考えを先走り押し付けられるとコンプレックスを刺激されやすいので、ここをどう受け取るかは個々の月の感受性によります。甘い考えだった自分を知れたと受け取るのか、それとも傷つけてくるものを避けて逃げていくかに分かれていくでしょう。

趣味と仕事にエネルギーが分断されやすいタイミングなので、趣味(恋愛、好きなこと)のために働くのか、趣味はお預けにして仕事に舵を取って好きを捨てて振り切るか。どちらにしてもダブルワークは社会常識になりつつあるので、火星逆行期間中は二兎を追いながらこれからの自分の進む道、自分スタイルの模索期間になるでしょう。次の満月で、何かしら一つの考えが固まるとは思います。

それでは豊かな魚座上弦月をお迎えください。
次回は12/8双子座満月に✋

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