本日がお誕生日の方
おめでとうございます。

12/16乙女座下弦月を送ります。

乙女座下弦月


月のサビアン「反旗として掲げられた旗」

仕事道具となっている自分をやめると、魚座の大きな世界へと回帰しようといった意識の働きが起きます。これまで個のパーツとして社会貢献してきた働き者の乙女座なら、どこまでいってもキリがないことを知ると同時に、関係性においても依存していたことに気づくのです。乙女座サイン度数も終盤に差しかかると現役引退を考えるようになるため、ボランティアなどへと意識が向く下弦月となるでしょう。

乙女座の月はIC手前
木星と海王星オポジション。

仕事への美しい理想を掲げながら社会ポジションを築いてきたものの、MCに到達すれば同じ人との狭い関わりに限定されているのが社会なのだと知ることになります。山羊座の社会は結局のところ、蟹座仲間と同じスケールで、社会は決して大きくはないし考えていたように拡大もしていかない。母親のように親身にサポートしても、願い通りには反映されないでしょう。

次にこの関係性をサインから考えてみれば、個としての乙女座とより大きな全体のに溶けていく魚座。個を強めれば全体に意識が向かい、全体に意識を向ければ個の意識が強くなる関係性です。行ったり来たりしながら乙女座と魚座を成長させていくのですが、最終度数はまとめていく働きがあるので、ここで乙女座の仕事依存から離れ、社会を超えた宇宙意識で捉え、奉仕といった魂労働へと回帰しようとするのです。

射手座の太陽


一方の太陽サビアンは「玩具に乗ってる小太り少年」

小太りと揶揄されるのは射手座の広がり過ぎを示し(過保護、情報過多)玩具の馬は部屋の中でのおもちゃ道具、自分でゆすって盛り上がるしが、ここで一旦ストップします。これまでの考えを編集する段階にあり(対抗サインの双子座)太陽が6ハウスにあることから、広がり過ぎたものをダイエットして個人をコンバクトに整えていくのです。

太陽は木星・海王星とはスクエア。

意識ではダイエットに意気込んでも、狭いところには収まりたくない射手座の太陽。理想や可能性を夢見ながら玩具を揺らして遊び続けたところで、行き過ぎると拒否されるのが現実でしょう。一人遊びでしかなかったことにも気づけば、自己の管理能力や処理能力の必要性を痛感することになるのです。

理想を描いてアゲアゲ気分で目指したところで、細かな末端処理ができるようにならないと具現化されることはなく、かといって広い世界を目指して自由に動きたい。スクエアはこの間を行ったり来たり。射手座の太陽からすれば、6ハウスはなんとも居心地悪くツマラナイ活動と感じてしまうかもしれないけれど、度数からのまとめと、6ハウスからの活動によって、太り過ぎた要素をここで落としていくのです。

ASC蟹座


下弦月の全体の流れを作るASCは蟹座で、ルーラーは乙女座の月。冒頭に書いたサビアン、アスペクトがより強調される配置となります。

DSCに乗る山羊座の水星


アングルに乗る水星は強く働きます。

山羊座の水星は寡黙で現実的。牡牛座天王星とトラインで、これまでの価値観を壊した上での現実的な思考、判断を促します。太陽はダイエットを拒否する配置なので、木星海王星の理想的なポジションを目指しがちですが、水星は近未来や次世代からの情報を取り入れた思考改革を行うことで、存在を社会に押し出せることを示しています。

それは自立した仕事の友、長年の友情によって学び、刷新されていくのです。(11ハウスの天王星)

乙女座下弦月まとめ


個から大きなものへの回帰が示さている乙女座の下弦月。これまでの労働や思考パターンなどを一旦はお休みして見渡す時間が必要となるでしょう。

太陽の目指したい方向にこのまま向かおうとしても、それは小太り少年の一人遊びで社会に通用する知性としては働きにくい。余計についた脂肪を落とすように情報や思考ダイエットに励み、細部まで管理できる私になるために人間関係の断捨離も行うタイミングとなるでしょう。

個からより大きなものへの回帰は、下弦月から新月に向かう流れともリンクしています。手放しは怖く、自分自身を無力にも感じやすいし、宇宙浄化によって体調を崩す方も多いようですが、余分に膨らみ過ぎたものを落とすプロセスでしかありません。

全ては次の山羊座新月に繋がっていくのでした。

ご自分のマイ月相と比較しながら、上記を今の環境に当てはめて読み替えてくださいね。

それでは豊かな下弦月をお過ごしください。
次回は12/23山羊座新月に!





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